Scientific Linux セキュリティ更新:SL4.x i386/x86_64 の php

medium Nessus プラグイン ID 61227

概要

リモート Scientific Linux ホストに 1 つ以上のセキュリティ更新がありません。

説明

PHP は、Apache HTTP Server で一般的に使用される、 HTML を組み込んだスクリプト言語です。

PHP 配列で使用されるハッシュ化ルーチンが、予測可能なハッシュの衝突を起こしやすいことが発見されました。PHP アプリケーションに対する HTTP POST リクエストが多くのパラメーターを含み、その名前が同じハッシュ値にマッピングされる場合、長時間の CPU 時間が消費されます。この欠陥は新しい構成ディレクティブ、 max_input_vars を追加することにより緩和されます。このディレクティブは、リクエストごとにプロセスされるパラメーターの最大数を限定します。デフォルトで、max_input_vars は 1000 に設定されています。
(CVE-2011-4885)

PHP の exif 拡張に整数オーバーフローの欠陥が見つかりました。32 ビットシステムでは、 PHP スクリプトがイメージファイルから Exchangeable image file format(Exif)メタデータを抽出しようとする際に、特別に細工されたイメージファイルにより PHP インタープリターがクラッシュし、そのメモリを部分的に漏洩する可能性があります。(CVE-2011-4566)

バッファオーバーリードを引き起こす不充分な入力検証の欠陥が、 PHP exif 拡張で見つかりました。PHP スクリプトにより、イメージファイルから Exchangeable Image File Format(exif)メタデータを抽出しようとするとき、特別に細工されたイメージファイルによって、 PHP インタープリターがクラッシュする可能性があります。(CVE-2011-0708)

PHP カレンダー拡張に、整数オーバーフロー欠陥が見つかりました。PHP スクリプトによって大きな値の SdnToJulian() を呼び出せるリモートの攻撃者が、 PHP インタープリターのクラッシュ引き起こす可能性があります。(CVE-2011-1466)

PHP に off-by-one 欠陥が見つかりました。攻撃者が特別に細工されたファイル名のファイルをアップロードすると、これによって PHP スクリプトでルート(/)ディレクトリへのファイル書き込みを試行する可能性があります。デフォルトで、PHP は「apache」ユーザーとして実行され、ルートディレクトリへの書き込みが防止されます。(CVE-2011-2202)

php の全ユーザーは、バックポートされたパッチが含まれるこれらの更新済みパッケージにアップグレードし、これらの問題を解決する必要があります。更新したパッケージをインストールした後、更新を有効にするために httpd デーモンを再起動する必要があります。

ソリューション

影響を受けるパッケージを更新してください。

参考資料

http://www.nessus.org/u?19c01a0d

プラグインの詳細

深刻度: Medium

ID: 61227

ファイル名: sl_20120130_php_on_SL4_x.nasl

バージョン: 1.15

タイプ: local

エージェント: unix

公開日: 2012/8/1

更新日: 2021/1/14

サポートされているセンサー: Nessus Agent, Nessus

リスク情報

VPR

リスクファクター: Medium

スコア: 6.0

CVSS v2

リスクファクター: Medium

基本値: 6.4

ベクトル: CVSS2#AV:N/AC:L/Au:N/C:N/I:P/A:P

脆弱性情報

CPE: p-cpe:/a:fermilab:scientific_linux:php, p-cpe:/a:fermilab:scientific_linux:php-debuginfo, p-cpe:/a:fermilab:scientific_linux:php-devel, p-cpe:/a:fermilab:scientific_linux:php-domxml, p-cpe:/a:fermilab:scientific_linux:php-gd, p-cpe:/a:fermilab:scientific_linux:php-imap, p-cpe:/a:fermilab:scientific_linux:php-ldap, p-cpe:/a:fermilab:scientific_linux:php-mbstring, p-cpe:/a:fermilab:scientific_linux:php-mysql, p-cpe:/a:fermilab:scientific_linux:php-ncurses, p-cpe:/a:fermilab:scientific_linux:php-odbc, p-cpe:/a:fermilab:scientific_linux:php-pear, p-cpe:/a:fermilab:scientific_linux:php-pgsql, p-cpe:/a:fermilab:scientific_linux:php-snmp, p-cpe:/a:fermilab:scientific_linux:php-xmlrpc, x-cpe:/o:fermilab:scientific_linux

必要な KB アイテム: Host/local_checks_enabled, Host/RedHat/release, Host/RedHat/rpm-list, Host/cpu

エクスプロイトが利用可能: true

エクスプロイトの容易さ: Exploits are available

パッチ公開日: 2012/1/30

脆弱性公開日: 2011/3/20

エクスプロイト可能

Core Impact

参照情報

CVE: CVE-2011-0708, CVE-2011-1466, CVE-2011-2202, CVE-2011-4566, CVE-2011-4885