IcedTea プロジェクトチームによる報告：

CVE-2012-3422：初期化されていないインスタンスポインターの使用

IcedTea-Web Web ブラウザプラグインに初期化されていないポインター使用の欠陥が見つかりました。悪意のある Web ページがこの欠陥を利用して、IcedTea-Web ブラウザプラグインに無効なポインターを Web ブラウザに渡させることが可能でした。使用しているブラウザによっては、ブラウザがクラッシュしたり、任意のコードが実行されたりする可能性があります。

get_cookie_info() および get_proxy_info() は、パラメーターとして instance_to_id_map ハッシュで getFirstInTableInstance() を呼び出します。instance_to_id_map が空の場合（プラグインが最近削除された場合に発生することがあります）、getFirstInTableInstance() は初期化されていないポインターを返します。

CVE-2012-3423：ゼロ終端文字列でない文字列の不適切な処理

IcedTea-Web Web ブラウザプラグインが、ブラウザから提供した全ての文字列が NULL 終端であると誤解しこれは NPAPI（Netscape プラグイン アプリケーション プログラミング インターフェイス）では保証されないことが判明しました。NPVariant NPString の NULL 終端処理が行われないブラウザで使用された場合、バッファのオーバーリードまたはオーバーライトを引き起こして、情報漏洩やクラッシュ、コードの実行が発生する可能性があります。

Mozilla ブラウザは現在、文字列を NULL 終端処理しています。ただし、最近のバージョンの Chrome は、NULL 終端処理したデータを提供しないことが知られています。

検出

FreeBSD：IcedTea-Web に発見されたいくつかの脆弱性（55b498e2-e56c-11e1-bbd5-001c25e46b1d）

high Nessus プラグイン ID 61522

変更ログが見つかりません