MS12-076:Microsoft Excel のリモートコード実行可能な脆弱性(2720184)(Mac OS X)

high Nessus プラグイン ID 62909

概要

リモートの Mac OS X ホストにインストールされているアプリケーションは、複数のリモートコードの実行の脆弱性による影響を受けます。

説明

リモートの Mac OS X ホストが、以下の脆弱性の影響を受けるバージョンの Microsoft Excel を実行しています:

- Excel ファイルを開く際にアプリケーションがメモリを処理する方法による、ヒープベースのバッファオーバーフローの脆弱性が存在します。(CVE-2012-1885)

- Excel ファイルを開く際にアプリケーションがメモリを処理する方法が原因で、メモリ破損の脆弱性が存在します。(CVE-2012-1886)

- Excel ファイルを開く際にアプリケーションがメモリを処理する方法が原因で、use-after-free の脆弱性が存在します。(CVE-2012-1887)

- Excel ファイルの解析中にアプリケーションがデータ構造を処理する方法が原因で、スタックベースのバッファオーバーフローの脆弱性が存在します。(CVE-2012-2543)

攻撃者が、影響を受けるホスト上のユーザーを騙して、特別に細工された Excel ファイルを開かせると、これらの問題を悪用して、そのユーザーの権限に属している任意のコードを実行できるおそれがあります。

ソリューション

Microsoft は、Office for Mac 2011 および Office 2008 for Mac 用のパッチのセットをリリースしました。

参考資料

http://technet.microsoft.com/en-us/security/bulletin/ms12-076

プラグインの詳細

深刻度: High

ID: 62909

ファイル名: macosx_ms12-076.nasl

バージョン: 1.16

タイプ: local

エージェント: macosx

公開日: 2012/11/14

更新日: 2023/11/27

サポートされているセンサー: Nessus Agent, Nessus

リスク情報

VPR

リスクファクター: Critical

スコア: 9.7

CVSS v2

リスクファクター: High

基本値: 9.3

現状値: 8.1

ベクトル: CVSS2#AV:N/AC:M/Au:N/C:C/I:C/A:C

脆弱性情報

CPE: cpe:/a:microsoft:office:2008::mac, cpe:/a:microsoft:office:2011::mac

必要な KB アイテム: Host/local_checks_enabled, Host/MacOSX/Version

エクスプロイトが利用可能: true

エクスプロイトの容易さ: Exploits are available

パッチ公開日: 2012/11/13

脆弱性公開日: 2012/11/13

参照情報

CVE: CVE-2012-1885, CVE-2012-1886, CVE-2012-1887, CVE-2012-2543

BID: 56425, 56426, 56430, 56431

MSFT: MS12-076

MSKB: 2764047, 2764048