複数のセキュリティ問題が修正される更新済みの acroread パッケージが、 Red Hat Enterprise Linux 3 で現在利用できます。

Red Hat セキュリティレスポンスチームは、この更新には重大なセキュリティインパクトがあるものとして評価しています。

[2007 年 1 月 23 日に更新] 以前は、acroread パッケージには、新しいライブラリの依存関係がありませんでした。これにより、acroread の起動が阻止される可能性がありました。代替えの acroread パッケージがこのエラータに追加されて、この問題は修正されています。

Adobe Reader により、ユーザーはポータブル・ドキュメント・フォーマット (PDF)でドキュメントの表示および印刷を行うことが可能です。

Adobe Reader プラグインが特定の悪意のある URL を処理する方法に、クロスサイトスクリプティングの欠陥が見つかりました。悪意のある Web ページは、ブラウザセッションに任意の javascript を注入でき、クロスサイトスクリプティング攻撃を行う可能性があります。(CVE-2007-0045)

Adobe Reader が悪意のあるドキュメントファイルを処理する方法に、任意のコード実行の欠陥が 2 つ見つかりました。被害者が悪意のある PDF ファイルを開くと、被害者のマシンで任意のコードを実行できる可能性があります。（CVE-2006-5857、 CVE-2007-0046）

注意：Adobe Reader 7.0.9 は、Red Hat Enterprise Linux 3 に同梱されていない、いくつかのシステムライブラリのバージョンを必要とします。この更新には、Adobe Reader に必要なシステムライブラリのバージョンを提供する、追加のパッケージが含まれています。これらの追加パッケージは、Adobe Reader だけが必要としているものであり、Red Hat Enterprise Linux 3 システムのその他の状況を置換したり、それらに影響を及ぼしたりはしません。

Adobe Reader の全ユーザーは、Adobe Reader バージョン 7.0.9 と追加のライブラリを含むこれらの更新済みパッケージにアップグレードし、これらの問題を修正することが推奨されます。

検出

RHEL 3：Adobe Acrobat Reader（RHSA-2007:0021）

high Nessus プラグイン ID 63836

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