1 つのセキュリティ問題を修正する更新済みの jbossws-common パッケージが、Red Hat Enterprise Linux 4、5、および 6 用の JBoss Enterprise Application Platform 5.1.1 で現在利用可能です。

Red Hat セキュリティレスポンスチームは、この更新には重大なセキュリティ上の影響があると評価しています。詳細な重要度評価を示す Common Vulnerability Scoring System（CVSS）ベーススコアは「参照」セクションの CVE リンクで入手できます。

jbossws-common パッケージでは、JBoss Enterprise Application Platform の一部として含まれている、 Web サービスフレームワークの JBoss Web Services Native を提供しています。これは、JAX-WS 仕様を実装します。

Document Type Definitions（DTD）を処理する際、JBoss Web Services Native が再帰エンティティの解決に対して適切に保護していないことが判明しました。リモートの攻撃者は特別に細工された HTTP POST リクエストを、展開した Web サービスに送信してこの欠陥を悪用し、そのサービスをホストしているシステム上で CPU やメモリを過剰に消費させることができます。その攻撃が利用できるネットワークソケットすべてを消費するために繰り返されると、サーバーが使用できなくなります。この欠陥は、JBoss Web Service CXF（jbossas-ws-cxf が提供）を使用するシステムには影響を与えていませんでした。(CVE-2011-1483)

警告：この更新を適用する前に、その他すべてのカスタマイズした構成ファイルとともに、 JBoss Enterprise Application Platform 「jboss-as/server/[PROFILE]/deploy/」ディレクトリのバックアップを行ってください。

JBoss Web Service Native のユーザーは、この更新済みパッケージにアップグレードし、この問題を修正する必要があります。この更新を有効にするには、 JBoss サーバープロセスを再起動する必要があります。

検出

RHEL 4/5/6：jbossws-common（RHSA-2011:1301）

medium Nessus プラグイン ID 64000

変更ログが見つかりません