Samba パッケージの Perl ベースの DCE/RPC IDL（PIDL）コンパイラーに、欠陥が見つかりました。OpenChange が PIDL によって生成されたコードを使用していたため、 OpenChange が RPC 呼び出しを処理する過程において、バッファオーバーフローが発生していたおそれがあります。
この更新を使用すると、コードはこの問題を修正するために更新済みのバージョンの PIDL で生成されます。(CVE-2012-1182)

openchange パッケージは、Upstream バージョン 1.0 にアップグレードされています。これは、以前のバージョンにおけるバグ修正や拡張機能を提供しています。なお、リベースの samba4 パッケージおよび複数の API の変更のサポートも含まれています。

この更新は以下のバグも修正します：

- ユーザーが自らを主催者として 1 人の必須の参加者を伴う会議を変更しようと試みると、memcpy() 関数にセグメンテーション違反が発生していました。
 結果として、evolution-data-server アプリケーションは、セグメンテーション違反で予期しない状態で終了していました。このバグは修正されており、evolution-data-server が上記のシナリオでクラッシュすることはなくなりました。

- この更新以前は、OpenChange 1.0 は長いメッセージ本文または大きな添付ファイルを伴うメッセージを送信できませんでした。これは、OpenChange の exchange.idl 定義のマイナーな問題によって引き起こされていました。このバグは修正されており、OpenChange は問題なく拡張メッセージを送信できます。

検出

Scientific Linux セキュリティ更新：SL6.x i386/x86_64 の openchange

critical Nessus プラグイン ID 65013

変更ログが見つかりません