Oracle Linux 3/4:php(ELSA-2007-0155)

high Nessus プラグイン ID 67471

概要

リモート Oracle Linux ホストに、1 つ以上のセキュリティ更新がありません。

説明

Red Hat セキュリティアドバイザリ 2007:0155 から:

いくつかのセキュリティ問題を修正する更新済みの PHP パッケージが、Red Hat Enterprise Linux 3 および 4 で現在利用可能です。

Red Hat セキュリティレスポンスチームは、この更新に重大なセキュリティインパクトがあると評価しています。

PHP は、Apache HTTP Web サーバーで一般的に使用される、 HTML を組み込んだスクリプト言語です。

PHP が深くネスト化した配列を処理する方法で、サービス拒否の欠陥が見つかりました。リモートの攻撃者は、深くネスト化した配列と入力変数を送信することっで、 PHP インタープリターをクラッシュさせることが可能です。
(CVE-2007-1285)

PHP の unserialize () 関数がデータを処理する方法で、欠陥が見つかりました。もしリモートの攻撃者が PHP の unserialize() 関数に任意のデータを渡すことができる場合、apache ユーザーとして任意のコードを実行できる可能性があります。(CVE-2007-1286)

mbstring 拡張がグローバル変数を設定する方法で、欠陥が見つかりました。グローバル変数を設定する mb_parse_str() 関数に使用されるスクリプトが、register_globals 構成オプションを強制的に有効にして、グローバル変数のインジェクションを引きこす可能性があります。
(CVE-2007-1583)

PHP の session_decode() 関数で二重解放の欠陥が見つかりました。もしリモートの攻撃者が PHP の session_decode() 関数に任意のデータを渡すことができる場合、apache ユーザーとして任意のコードを実行できる可能性があります。(CVE-2007-1711)

PHP の mail () 関数がヘッダーデータを処理する方法で、欠陥が発見されました。もしスクリプトが信頼されていないソースからの文字列を含む Subject ヘッダーを使用するメールを送信した場合、リモートの攻撃者はバルクメールを意図されていない受信者へ送る可能性があります。(CVE-2007-1718)

ヒープベースのバッファオーバーフローの欠陥が PHP の gd 拡張機能で見つかりました。信頼されていないソースからの WBMP 画像を強制的に処理することができるスクリプトにより、任意のコード実行が引き起こされる可能性があります。
(CVE-2007-1001)

PHP の gd 拡張にバッファオーバーリードの欠陥が発見されました。信頼されていないソースからの JIS フォント を使用し、任意の文字列の書き込みを強制することができるスクリプトにより、PHP インタープリターはクラッシュする可能性があります。
(CVE-2007-0455)

PHP のユーザーは、バックポートされたパッチが含まれるこれらの更新済みパッケージへアップグレードし、これらの問題を修正する必要があります。

ソリューション

影響を受けた php パッケージを更新してください。

参考資料

https://oss.oracle.com/pipermail/el-errata/2007-April/000118.html

https://oss.oracle.com/pipermail/el-errata/2007-April/000121.html

プラグインの詳細

深刻度: High

ID: 67471

ファイル名: oraclelinux_ELSA-2007-0155.nasl

バージョン: 1.13

タイプ: local

エージェント: unix

公開日: 2013/7/12

更新日: 2021/1/14

サポートされているセンサー: Frictionless Assessment Agent, Nessus Agent, Nessus

リスク情報

VPR

リスクファクター: High

スコア: 7.3

CVSS v2

リスクファクター: High

Base Score: 7.8

Temporal Score: 6.4

ベクトル: CVSS2#AV:N/AC:L/Au:N/C:N/I:C/A:N

脆弱性情報

CPE: p-cpe:/a:oracle:linux:php, p-cpe:/a:oracle:linux:php-devel, p-cpe:/a:oracle:linux:php-domxml, p-cpe:/a:oracle:linux:php-gd, p-cpe:/a:oracle:linux:php-imap, p-cpe:/a:oracle:linux:php-ldap, p-cpe:/a:oracle:linux:php-mbstring, p-cpe:/a:oracle:linux:php-mysql, p-cpe:/a:oracle:linux:php-ncurses, p-cpe:/a:oracle:linux:php-odbc, p-cpe:/a:oracle:linux:php-pear, p-cpe:/a:oracle:linux:php-pgsql, p-cpe:/a:oracle:linux:php-snmp, p-cpe:/a:oracle:linux:php-xmlrpc, cpe:/o:oracle:linux:3, cpe:/o:oracle:linux:4

必要な KB アイテム: Host/local_checks_enabled, Host/RedHat/release, Host/RedHat/rpm-list, Host/OracleLinux

エクスプロイトが利用可能: true

エクスプロイトの容易さ: Exploits are available

パッチ公開日: 2007/4/16

脆弱性公開日: 2007/1/30

エクスプロイト可能

Metasploit (PHP 4 unserialize() ZVAL Reference Counter Overflow (Cookie))

参照情報

CVE: CVE-2007-0455, CVE-2007-1001, CVE-2007-1285, CVE-2007-1286, CVE-2007-1583, CVE-2007-1711, CVE-2007-1718

BID: 22764, 22765, 23016, 23145, 23357

CWE: 119

RHSA: 2007:0155