Oracle Linux 5:samba(ELSA-2008-0290)

high Nessus プラグイン ID 67694

概要

リモート Oracle Linux ホストに、1 つ以上のセキュリティ更新がありません。

説明

Red Hat セキュリティアドバイザリ 2008:0290 から:

セキュリティの問題と 2 個のバグを修正する更新された samba パッケージが、 Red Hat Enterprise Linux 5 で現在利用可能です。

Red Hat セキュリティレスポンスチームは、この更新には重大なセキュリティインパクトがあるものとして評価しています。

Samba は、ファイル、プリンター、およびその他の情報を共有するマシンで使用される、一連のプログラムです。

Samba クライアントがサイズ超過のパケットを処理する方法に、ヒープベースのバッファオーバーフローの欠陥が見つかりました。クライアントが悪意のある Samba サーバーに接続された場合、Samba クライアントのユーザーとして任意のコードを実行することが可能でした。また、リモートユーザーは特別に細工された印刷リクエストを Samba サーバーに送信することも可能でした。その結果、脆弱なクライアントコードをサーバーで実行し、 Samba サーバーの権限で任意のコードを実行する可能性があります。
(CVE-2008-1105)

Red Hat は、この問題を責任持って開示していただいた Secunia Research の Alin Rad Pop に感謝の意を表します。

また、この更新では、セキュリティポリシーが強化された特定の Windows ドメインに Samba が参加できなくなっていた問題と、署名された特定の SMB コンテンツが予定どおりに動作できない問題のいずれにも対処しています。

* 一部の Windows® 2000 ベースのドメインコントローラーが、必須署名を使用するように設定された場合、署名を生成する際のエラーにより、 Samba クライアントの接続が切断される可能性があります。これは、「Server packet had invalid SMB signature」(サーバーパケットには無効な SMB 署名があります)エラーとして Samba クライアントに提示されました。この更新で、署名生成エラーが修正されます。

* 「net ads join」コマンドを使用して Windows Server® 2003 ベースのドメインに接続している Samba サーバーは、「failed to get schannel session key from server」(サーバーから schannel セッションキーが取得できませんでした)エラーと「NT_STATUS_ACCESS_DENIED」エラーで失敗する可能性あります。この更新により NETLOGON シェアに正しくバインドされ、 Samba サーバーはドメインに適切に接続できるようになります。

Samba のユーザーは、更新されたこれらのパッケージにアップグレードすることをお勧めします。ここには、この問題を解決するバックポートされたパッチが収納されています。

ソリューション

影響を受ける Samba パッケージを更新してください。

参考資料

https://oss.oracle.com/pipermail/el-errata/2008-June/000622.html

プラグインの詳細

深刻度: High

ID: 67694

ファイル名: oraclelinux_ELSA-2008-0290.nasl

バージョン: 1.9

タイプ: local

エージェント: unix

公開日: 2013/7/12

更新日: 2021/1/14

サポートされているセンサー: Frictionless Assessment Agent, Nessus Agent, Nessus

リスク情報

VPR

リスクファクター: Medium

スコア: 6.7

CVSS v2

リスクファクター: High

基本値: 7.5

現状値: 5.9

ベクトル: CVSS2#AV:N/AC:L/Au:N/C:P/I:P/A:P

脆弱性情報

CPE: p-cpe:/a:oracle:linux:samba, p-cpe:/a:oracle:linux:samba-client, p-cpe:/a:oracle:linux:samba-common, p-cpe:/a:oracle:linux:samba-swat, cpe:/o:oracle:linux:5

必要な KB アイテム: Host/local_checks_enabled, Host/RedHat/release, Host/RedHat/rpm-list, Host/OracleLinux

エクスプロイトが利用可能: true

エクスプロイトの容易さ: Exploits are available

パッチ公開日: 2008/6/2

脆弱性公開日: 2008/5/29

参照情報

CVE: CVE-2008-1105

BID: 29404

CWE: 119

RHSA: 2008:0290