Oracle Linux 4/5:firefox(ELSA-2009-1430)

critical Nessus プラグイン ID 67922

概要

リモート Oracle Linux ホストに、1 つ以上のセキュリティ更新がありません。

説明

Red Hat セキュリティアドバイザリ 2009:1430 から:

複数のセキュリティ上の問題を修正する更新済みの firefox パッケージが、 Red Hat Enterprise Linux 4 および 5 で現在利用可能です。

Red Hat セキュリティレスポンスチームは、この更新には重大なセキュリティインパクトがあるものとして評価しています。

Mozilla Firefox はオープンソースの Web ブラウザです。XULRunner は、 Mozilla Firefox 用の XUL Runtime 環境を提供します。nspr は Netscape Portable Runtime(NSPR)を提供します。

不正な形式の Web コンテンツの処理に様々な欠陥が見つかりました。悪意のあるコンテンツが含まれる Web ページが、Firefox をクラッシュさせたり、 Firefox を実行しているユーザーの権限で任意のコードを実行したりする可能性があります。(CVE-2009-3070、CVE-2009-3071、CVE-2009-3072、 CVE-2009-3074、CVE-2009-3075)

Firefox で use-after-free の欠陥が見つかりました。攻撃者が、この欠陥を利用して、 Firefox をクラッシュさせたり、Firefox を実行しているユーザーの権限で任意のコードを実行したりする可能性があります。(CVE-2009-3077)

Firefox が無効な形式の JavaScript を処理する方法で、欠陥が見つかりました。悪意ある JavaScript を含むオブジェクトのある Web サイトが、 Firefox を実行しているユーザーの権限でその JavaScript を実行することが可能です。
(CVE-2009-3079)

PKCS #11 モジュールを追加、削除するときのダイアログの説明は不十分でした。ユーザーを騙して、悪意ある PKCS #11 モジュールをインストールさせることができる攻撃者が、この欠陥を利用して、自分の認証局の証明書をユーザーのマシンにインストールすることが可能です。これにより、ユーザーを騙して、信頼されるサイトを閲覧していると信じさせたり、 Firefox を実行しているユーザーの権限で任意のコードを実行したりすることが可能です。(CVE-2009-3076)

window.open() が特定の方法で呼び出されたときに Firefox がアドレスバーを表示する方法で、欠陥が見つかりました。攻撃者が、この欠陥を利用して、悪意のある URL を隠すことが可能です。これにより、ユーザーを騙し、信頼されるサイトを閲覧していると錯覚させることが可能です。(CVE-2009-2654)

Firefox が特定の Unicode 文字を表示する方法で、欠陥が見つかりました。攻撃者が、この欠陥を利用して、悪意のある URL を隠すことが可能です。これにより、ユーザーを騙し、信頼されるサイトを閲覧していると錯覚させることが可能です。(CVE-2009-3078)

これらの欠陥の技術的な詳細については、Firefox 3.0.14 向けの Mozilla セキュリティアドバイザリを参照してください。Mozilla アドバイザリへのリンクは、このエラータの参照セクションにあります。

すべての Firefox ユーザーは、これらの問題を修正する Firefox バ―ジョン 3.0.14 を含む、更新済みのこれらのパッケージにアップグレードする必要があります。更新をインストールした後、変更した内容を反映させるには Firefox を再起動する必要があります。

ソリューション

影響を受ける firefox パッケージを更新してください。

参考資料

https://oss.oracle.com/pipermail/el-errata/2009-September/001147.html

https://oss.oracle.com/pipermail/el-errata/2009-September/001150.html

プラグインの詳細

深刻度: Critical

ID: 67922

ファイル名: oraclelinux_ELSA-2009-1430.nasl

バージョン: 1.11

タイプ: local

エージェント: unix

公開日: 2013/7/12

更新日: 2021/1/14

サポートされているセンサー: Frictionless Assessment Agent, Nessus Agent, Nessus

リスク情報

VPR

リスクファクター: Medium

スコア: 6.7

CVSS v2

リスクファクター: Critical

Base Score: 10

Temporal Score: 7.8

ベクトル: CVSS2#AV:N/AC:L/Au:N/C:C/I:C/A:C

脆弱性情報

CPE: p-cpe:/a:oracle:linux:firefox, p-cpe:/a:oracle:linux:nspr, p-cpe:/a:oracle:linux:nspr-devel, p-cpe:/a:oracle:linux:xulrunner, p-cpe:/a:oracle:linux:xulrunner-devel, p-cpe:/a:oracle:linux:xulrunner-devel-unstable, cpe:/o:oracle:linux:4, cpe:/o:oracle:linux:5

必要な KB アイテム: Host/local_checks_enabled, Host/OracleLinux, Host/RedHat/release, Host/RedHat/rpm-list

エクスプロイトが利用可能: true

エクスプロイトの容易さ: Exploits are available

パッチ公開日: 2009/9/10

脆弱性公開日: 2009/8/3

参照情報

CVE: CVE-2009-2470, CVE-2009-2654, CVE-2009-2662, CVE-2009-2663, CVE-2009-2664, CVE-2009-2665, CVE-2009-3069, CVE-2009-3070, CVE-2009-3071, CVE-2009-3072, CVE-2009-3073, CVE-2009-3074, CVE-2009-3075, CVE-2009-3076, CVE-2009-3077, CVE-2009-3078, CVE-2009-3079

BID: 35803, 36343

CWE: 119, 20, 399, 94

RHSA: 2009:1430