Oracle Linux 4:systemtap(ELSA-2010-0125)

medium Nessus プラグイン ID 68004

概要

リモート Oracle Linux ホストに、1 つ以上のセキュリティ更新がありません。

説明

Red Hat セキュリティアドバイザリ 2010:0125 から:

セキュリティの問題を修正する、更新済みの systemtap パッケージが現在 Red Hat Enterprise Linux 4 で利用可能です。

Red Hat セキュリティレスポンスチームは、この更新は重要度中のセキュリティ影響があると評価しています。

SystemTap は、バージョン 2.6 の Linux カーネルを実行しているシステムに向けたインストルメンテーションシステムです。開発者は、スクリプトを書くことで、システムの操作でデータを収集することができます。

SystemTap の tapset __get_argv() 関数でバッファオーバーフローの欠陥が見つかりました。特権ユーザーがこの関数を呼び出している SystemTap スクリプトを実行した場合、権限のないローカルユーザーは、そのスクリプトの実行中に、引数リストが大きなコマンドを実行することで、この欠陥を誘発してメモリ破損を発生させるこすことがあり、その結果、システムクラッシュを引き起こすか、 root 権限で任意のコードを実行する可能性があります。
(CVE-2010-0411)

注:特権関数である __get_argv() を呼び出している SystemTap スクリプトを実行できるのは、root ユーザーか stapdev グループのユーザーに限られます。また、このようなスクリプトが root によりコンパイルされ、インストールされた場合、stapusr グループのユーザーもこれを実行できてしまうでしょう。

SystemTap のユーザーは、更新されたこれらのパッケージにアップグレードする必要があります。ここには、この問題を修正するバックポートされたパッチが収納されています。

ソリューション

影響を受ける systemtap パッケージを更新してください。

参考資料

https://oss.oracle.com/pipermail/el-errata/2010-March/001370.html

プラグインの詳細

深刻度: Medium

ID: 68004

ファイル名: oraclelinux_ELSA-2010-0125.nasl

バージョン: 1.7

タイプ: local

エージェント: unix

公開日: 2013/7/12

更新日: 2021/1/14

サポートされているセンサー: Frictionless Assessment Agent, Nessus Agent, Nessus

リスク情報

VPR

リスクファクター: Medium

スコア: 4.4

CVSS v2

リスクファクター: Medium

基本値: 4.9

ベクトル: CVSS2#AV:L/AC:L/Au:N/C:N/I:N/A:C

脆弱性情報

CPE: p-cpe:/a:oracle:linux:systemtap, p-cpe:/a:oracle:linux:systemtap-runtime, p-cpe:/a:oracle:linux:systemtap-testsuite, cpe:/o:oracle:linux:4

必要な KB アイテム: Host/local_checks_enabled, Host/RedHat/release, Host/RedHat/rpm-list, Host/OracleLinux

パッチ公開日: 2010/3/1

脆弱性公開日: 2010/2/8

参照情報

CVE: CVE-2010-0411

CWE: 189

RHSA: 2010:0125