Oracle Linux 4/5:firefox(ELSA-2010-0681)

high Nessus プラグイン ID 68098

概要

リモート Oracle Linux ホストに、1 つ以上のセキュリティ更新がありません。

説明

Red Hat セキュリティアドバイザリ 2010:0681 から:

複数のセキュリティ上の問題を修正する更新済みの firefox パッケージが、 Red Hat Enterprise Linux 4 および 5 で現在利用可能です。

Red Hat セキュリティレスポンスチームは、この更新によるセキュリティ上の影響が重大だと評価しています。詳細な重要度の評価を提供する Common Vulnerability Scoring System (CVSS)のベーススコアが、「参照」セクションの CVE リンクの各脆弱性に対して利用可能です。

Mozilla Firefox はオープンソースの Web ブラウザです。XULRunner は、Mozilla Firefox 用の XUL Runtime 環境を提供しています。

不正な形式の Web コンテンツの処理に様々な欠陥が見つかりました。悪意のあるコンテンツが含まれる Web ページが、Firefox をクラッシュさせたり、 Firefox を実行しているユーザーの権限で任意のコードを実行したりする可能性があります。(CVE-2010-3169、 CVE-2010-2762)

複数の use-after-free およびダングリングポインターの欠陥が Firefox で見つかりました。悪意のあるコンテンツが含まれる Web ページが、Firefox をクラッシュさせたり、 Firefox を実行しているユーザーの権限で任意のコードを実行したりする可能性があります。(CVE-2010-2760、CVE-2010-2766、CVE-2010-2767、 CVE-2010-3167、CVE-2010-3168)

Firefox で複数のバッファオーバーフローの欠陥が見つかりました。悪意のあるコンテンツが含まれる Web ページが、Firefox をクラッシュさせたり、 Firefox を実行しているユーザーの権限で任意のコードを実行したりする可能性があります。(CVE-2010-2765、 CVE-2010-3166)

複数のクロスサイトスクリプティング(XSS)の欠陥が Firefox で見つかりました。悪意のあるコンテンツが含まれる Web ページが、別の Web サイトの権限で Firefox に JavaScript コードを実行させる可能性があります。
(CVE-2010-2768、 CVE-2010-2769)

Firefox の XMLHttpRequest オブジェクトで欠陥が見つかりました。リモートサイトはこの欠陥を利用して、内部プライベートネットワーク上のサーバーについての情報を収集することができます。(CVE-2010-2764)

これらの欠陥の技術的な詳細については、Firefox 3.6.9 向けの Mozilla セキュリティアドバイザリを参照してください。Mozilla アドバイザリへのリンクは、このエラータの「参照」セクションにあります。

注:この更新のインストール後、サーバーの一時鍵が小さすぎる場合、 Firefox は SSL DHE(ディフィー・ヘルマン一時)鍵の交換を使用したサーバーへの(HTTPS による)接続に失敗します。このようなサーバーに接続すると、セキュリティのリスクが発生します。これは、一時鍵が小さすぎることにより、SSL 接続が攻撃に対して脆弱になるためです。詳細については、「ソリューション」セクションを参照してください。

すべての Firefox ユーザーは、これらの問題を修正する Firefox バ―ジョン 3.6.9 を含む、更新済みのこれらのパッケージにアップグレードする必要があります。更新をインストールした後、変更した内容を反映させるには Firefox を再起動する必要があります。

ソリューション

影響を受ける firefox パッケージを更新してください。

参考資料

https://oss.oracle.com/pipermail/el-errata/2010-September/001635.html

https://oss.oracle.com/pipermail/el-errata/2010-September/001636.html

プラグインの詳細

深刻度: High

ID: 68098

ファイル名: oraclelinux_ELSA-2010-0681.nasl

バージョン: 1.11

タイプ: local

エージェント: unix

公開日: 2013/7/12

更新日: 2021/1/14

サポートされているセンサー: Frictionless Assessment Agent, Nessus Agent, Nessus

リスク情報

VPR

リスクファクター: Medium

スコア: 6.7

CVSS v2

リスクファクター: High

Base Score: 9.3

Temporal Score: 6.9

ベクトル: CVSS2#AV:N/AC:M/Au:N/C:C/I:C/A:C

脆弱性情報

CPE: p-cpe:/a:oracle:linux:firefox, p-cpe:/a:oracle:linux:nspr, p-cpe:/a:oracle:linux:nspr-devel, p-cpe:/a:oracle:linux:nss, p-cpe:/a:oracle:linux:nss-devel, p-cpe:/a:oracle:linux:nss-pkcs11-devel, p-cpe:/a:oracle:linux:nss-tools, p-cpe:/a:oracle:linux:xulrunner, p-cpe:/a:oracle:linux:xulrunner-devel, cpe:/o:oracle:linux:4, cpe:/o:oracle:linux:5

必要な KB アイテム: Host/local_checks_enabled, Host/RedHat/release, Host/RedHat/rpm-list, Host/OracleLinux

エクスプロイトの容易さ: No known exploits are available

パッチ公開日: 2010/9/8

脆弱性公開日: 2010/7/30

参照情報

CVE: CVE-2010-2753, CVE-2010-2760, CVE-2010-2762, CVE-2010-2763, CVE-2010-2764, CVE-2010-2765, CVE-2010-2766, CVE-2010-2767, CVE-2010-2768, CVE-2010-2769, CVE-2010-2770, CVE-2010-3166, CVE-2010-3167, CVE-2010-3168, CVE-2010-3169

BID: 43045

RHSA: 2010:0681