Oracle Linux 6:mysql(ELSA-2011-0164)

medium Nessus プラグイン ID 68184

概要

リモート Oracle Linux ホストに、1 つ以上のセキュリティ更新がありません。

説明

Red Hat セキュリティアドバイザリ 2011:0164 から:

複数のセキュリティ問題を修正する更新済みの mysql パッケージが Red Hat Enterprise Linux 6 で現在利用可能です。

Red Hat セキュリティレスポンスチームは、この更新のセキュリティ上の影響は中程度であると評価しています。詳細な重要度の評価を提供する Common Vulnerability Scoring System (CVSS)のベーススコアが、「参照」セクションの CVE リンクの各脆弱性に対して利用可能です。

MySQL は、マルチユーザー、マルチスレッドの SQL データベースサーバーで、MySQL サーバーデーモン(mysqld)と多数のクライアントプログラムおよびライブラリで構成されています。

MySQL PolyFromWKB() 関数で、Well-Known Binary(WKB)データのサニティチェックが行われませんでした。このため、認証されたリモートの攻撃者は mysqld をクラッシュさせる可能性があります。(CVE-2010-3840)

MySQL の、特定の JOIN クエリを処理する方法に欠陥があります。このため、ストアドプロシージャに JOIN クエリが含まれていて、一連のシーケンスで 2 回実行されると、認証されたリモートの攻撃者により CPU の使用率が過度に高まる可能性があります(最大 100%)。(CVE-2010-3839)

MySQL の、LEAST または GREATEST 関数に数値および longblob データタイプの組み合わせを提供するクエリの処理方法に欠陥があります。このため、認証されたリモートの攻撃者により mysqld がクラッシュされる恐れがあります。
(CVE-2010-3838)

MySQL で、GROUP_CONTACT および WITH RLLUP 修飾子を含む PREPARE ステートメントを処理する方法に欠陥があります。このため、認証されたリモートの攻撃者により mysqld がクラッシュされる恐れがあります。(CVE-2010-3837)

MySQL では、ビュー準備モードで LIKE 引数を適切に事前評価していません。このため、認証されたリモートの攻撃者により mysqld がクラッシュされる恐れがあります。(CVE-2010-3836)

MySQL で、ユーザー定義型の変数に値を割り当てるステートメントおよび論理値の評価を含むステートメントを処理する方法に欠陥があります。このため、認証されたリモートの攻撃者により mysqld がクラッシュされる恐れがあります。
(CVE-2010-3835)

MySQL で、LEAST および GREATEST のような極値関数の引数を評価する方法に欠陥があります。このため、認証されたリモートの攻撃者により mysqld がクラッシュされる恐れがあります。(CVE-2010-3833)

MySQL の LOAD DATA INFILE リクエストの処理方法における欠陥により、MySQL にエラーがあった場合にも OK パケットが送信されてしまいます。(CVE-2010-3683)

MySQL で、いくつかの複雑な SLECT クエリに対して EXPLAIN ステートメントを処理する方法に欠陥があります。このため、認証されたリモートの攻撃者により mysqld がクラッシュされる恐れがあります。(CVE-2010-3682)

MySQL で HANDLER ステートメントによって提供される特定の変更 READ リクエストを処理する方法に欠陥があります。このため、認証されたリモートの攻撃者により mysqld がクラッシュされる恐れがあります。(CVE-2010-3681)

MySQL で、InnoDB ストレージエンジンを使用する際に NULL の列を定義する CREATE TEMPORARY TABLE ステートメントを処理する方法に欠陥があります。このため、認証されたリモートの攻撃者により mysqld がクラッシュされる恐れがあります。
(CVE-2010-3680)

MySQL で、BILOG ステートメントに対して与えられた特定の値を処理する方法における欠陥により、割り当てられていないメモリが読み取られてしまいます。認証されたリモートの攻撃者がこの欠陥を利用して、mysqld をクラッシュさせる可能性があります。
(CVE-2010-3679)

NULL 引数がクエリに対する引数のひとつとして与えられる際に、MySQL で IN または CASE ステートメントを含む SQL クエリを処理する方法に欠陥があります。このため、認証されたリモートの攻撃者は mysqld をクラッシュさせる可能性があります。(CVE-2010-3678)

MySQL が、一意の SET の列からデータの取得を試みる JOIN クエリの処理方法に欠陥があります。このため、認証されたリモートの攻撃者は mysqld をクラッシュさせる可能性があります。(CVE-2010-3677)

注:CVE-2010-3840、CVE-2010-3838、CVE-2010-3837、CVE-2010-3835、CVE-2010-3833、CVE-2010-3682、CVE-2010-3681、CVE-2010-3680、CVE-2010-3678、CVE-2010-3677 では、一時的なサービス拒否のみが引き起こされます。これは、mysqld がクラッシュする度に、自動的に再起動されるためです。

これらの更新済みパッケージは、MySQL をバージョン 5.1.52 にアップグレードします。詳細な変更内容については、 MySQL リリースノートを参照してください。

http://dev.mysql.com/doc/refman/5.1/en/news-5-1-52.html

MySQL のすべてのユーザーは、これらの更新パッケージにアップグレードし、これらの問題を修正する必要があります。この更新のインストール後、 MySQL サーバーデーモン(mysqld)が自動的に再起動します。

ソリューション

影響を受ける MySQL パッケージを更新してください。

参考資料

https://oss.oracle.com/pipermail/el-errata/2011-February/001871.html

プラグインの詳細

深刻度: Medium

ID: 68184

ファイル名: oraclelinux_ELSA-2011-0164.nasl

バージョン: 1.10

タイプ: local

エージェント: unix

公開日: 2013/7/12

更新日: 2021/1/14

サポートされているセンサー: Frictionless Assessment Agent, Nessus Agent, Nessus

リスク情報

VPR

リスクファクター: Medium

スコア: 4.4

CVSS v2

リスクファクター: Medium

基本値: 5

現状値: 3.9

ベクトル: CVSS2#AV:N/AC:L/Au:N/C:N/I:N/A:P

脆弱性情報

CPE: p-cpe:/a:oracle:linux:mysql, p-cpe:/a:oracle:linux:mysql-bench, p-cpe:/a:oracle:linux:mysql-devel, p-cpe:/a:oracle:linux:mysql-embedded, p-cpe:/a:oracle:linux:mysql-embedded-devel, p-cpe:/a:oracle:linux:mysql-libs, p-cpe:/a:oracle:linux:mysql-server, p-cpe:/a:oracle:linux:mysql-test, cpe:/o:oracle:linux:6

必要な KB アイテム: Host/local_checks_enabled, Host/OracleLinux, Host/RedHat/release, Host/RedHat/rpm-list

エクスプロイトが利用可能: true

エクスプロイトの容易さ: Exploits are available

パッチ公開日: 2011/2/16

脆弱性公開日: 2011/1/11

参照情報

CVE: CVE-2010-3677, CVE-2010-3678, CVE-2010-3679, CVE-2010-3680, CVE-2010-3681, CVE-2010-3682, CVE-2010-3683, CVE-2010-3833, CVE-2010-3835, CVE-2010-3836, CVE-2010-3837, CVE-2010-3838, CVE-2010-3839, CVE-2010-3840

BID: 42596, 42598, 42599, 42625, 42633, 42638, 42646, 43676

RHSA: 2011:0164