Oracle Linux 6:system-config-firewall(ELSA-2011-0953)

medium Nessus プラグイン ID 68307

概要

リモート Oracle Linux ホストに、1 つ以上のセキュリティ更新がありません。

説明

Red Hat セキュリティアドバイザリ 2011:0953 から:

1 つのセキュリティ問題を修正する更新済みの system-config-firewall パッケージが、 Red Hat Enterprise Linux 6 で現在利用可能です。

Red Hat セキュリティレスポンスチームは、この更新のセキュリティ上の影響は中程度であると評価しています。詳細な重要度評価を示す Common Vulnerability Scoring System(CVSS)ベーススコアは「参照」セクションの CVE リンクで入手できます。

system-config-firewall は、ファイアウォールの基本的セットアップを行うグラフィカルユーザーインターフェイスです。

権限があるバックエンドのメカニズムにデータを送信(D-Bus 経由で)する場合、 system-config-firewall が安全でない方法で Python pickle モジュールを使用していたことが分りました。system-config-firewall を使用してファイアウォールのルールを設定することが許可されているローカルユーザーが、この欠陥を利用して、特別に細工されたシリアル化済みオブジェクトを送信し、 root 権限で任意のコードを実行できる可能性があります。(CVE-2011-2520)

Red Hat は、この問題を報告していただいた SensePost の Marco Slaviero 氏に感謝の意を表します。

このエラータは、system-config-firewall を更新し、データ交換で pickle でなく JSON(JavaScript Object Notation)を使用するようにします。したがって、この新しい通信データフォーマットを使用する system-config-printer の更新バージョンも、このエラータで提供されます。

system-config-firewall ユーザーは、バックポートされたパッチが含まれるこれらの更新済みパッケージにアップグレードし、この問題を修正することが推奨されます。system-config-firewall の実行中のインスタンスは、ユーティリティが更新されたバックエンドと通信可能になる前に、再起動する必要があります。

ソリューション

影響を受ける system-config-firewall パッケージを更新してください。

参考資料

https://oss.oracle.com/pipermail/el-errata/2011-July/002233.html

プラグインの詳細

深刻度: Medium

ID: 68307

ファイル名: oraclelinux_ELSA-2011-0953.nasl

バージョン: 1.10

タイプ: local

エージェント: unix

公開日: 2013/7/12

更新日: 2021/1/14

サポートされているセンサー: Frictionless Assessment Agent, Nessus Agent, Nessus

リスク情報

VPR

リスクファクター: Medium

スコア: 5.9

CVSS v2

リスクファクター: Medium

基本値: 6

現状値: 4.4

ベクトル: CVSS2#AV:L/AC:H/Au:S/C:C/I:C/A:C

脆弱性情報

CPE: p-cpe:/a:oracle:linux:system-config-firewall, p-cpe:/a:oracle:linux:system-config-firewall-base, p-cpe:/a:oracle:linux:system-config-firewall-tui, p-cpe:/a:oracle:linux:system-config-printer, p-cpe:/a:oracle:linux:system-config-printer-libs, p-cpe:/a:oracle:linux:system-config-printer-udev, cpe:/o:oracle:linux:6

必要な KB アイテム: Host/local_checks_enabled, Host/OracleLinux, Host/RedHat/release, Host/RedHat/rpm-list

エクスプロイトの容易さ: No known exploits are available

パッチ公開日: 2011/7/19

脆弱性公開日: 2011/7/21

参照情報

CVE: CVE-2011-2520

BID: 48715

RHSA: 2011:0953