Oracle Linux 4/5/6:firefox(ELSA-2012-0079)

critical Nessus プラグイン ID 68443

概要

リモート Oracle Linux ホストに、1 つ以上のセキュリティ更新がありません。

説明

Red Hat セキュリティアドバイザリ 2012:0079 から:

複数のセキュリティ問題を修正する更新済み Firefox パッケージが、 Red Hat Enterprise Linux 4、5、および 6 に利用できるようになりました。

Red Hat セキュリティレスポンスチームは、この更新によるセキュリティ上の影響が重大だと評価しています。詳細な重要度の評価を提供する Common Vulnerability Scoring System (CVSS)のベーススコアが、「参照」セクションの CVE リンクの各脆弱性に対して利用可能です。

Mozilla Firefox はオープンソースの Web ブラウザです。XULRunner は、Mozilla Firefox 用の XUL Runtime 環境を提供しています。

Firefox が nsDOMAttribute 子ノードを削除する方法で、use-after-free の欠陥が見つかりました。特定の状況では AttributeChildRemoved の早期通知により、悪意あるスクリプトがこの欠陥を利用して Firefox をクラッシュさせたり、 Firefox を実行しているユーザーの権限で任意のコードを実行できる可能性があります。(CVE-2011-3659)

不正な形式の Web コンテンツの処理に様々な欠陥が見つかりました。悪意のあるコンテンツが含まれる Web ページが、Firefox をクラッシュさせたり、 Firefox を実行しているユーザーの権限で任意のコードを実行したりする可能性があります。(CVE-2012-0442)

Firefox が Ogg Vorbis メディアファイルを解析する方法で欠陥が見つかりました。悪意のある Ogg Vorbis メディアファイルが含まれる Web ページにより、Firefox をクラッシュさせたり、Firefox を実行しているユーザーの権限で任意のコードを実行できる可能性があります。(CVE-2012-0444)

拡張可能スタイルシート言語変換(XSLT)が含まれている一部のスケーラブル・ベクター・グラフィックス(SVG)イメージファイルを Firefox が解析する方法で、欠陥が見つかりました。悪意のある SVG イメージファイルを含む Web ページにより、Firefox をクラッシュさせたり、Firefox を実行しているユーザーの権限で任意のコードを実行できる可能性があります。
(CVE-2012-0449)

Firefox の同一生成元ポリシーが http://example.com と http://[example.com] を代替可能として処理しています。悪意のあるスクリプトはこの欠陥を利用することで、角かっこを使用して無効な URL に応答して生成された HTTP プロキシエラー応答に含まれている機密情報(クライアントの IP、ユーザーの電子メールアドレス、または httpOnly クッキー)にアクセスできる可能性があります。(CVE-2011-3670)

これらの欠陥の技術的な詳細については、Firefox 3.6.26 向けの Mozilla セキュリティアドバイザリを参照してください。Mozilla アドバイザリへのリンクは、このエラータの「参照」セクションにあります。

すべての Firefox ユーザーは、これらの問題を修正する Firefox バ―ジョン 3.6.26 を含む、更新済みのこれらのパッケージにアップグレードする必要があります。更新をインストールした後、変更した内容を反映させるには Firefox を再起動する必要があります。

ソリューション

影響を受ける firefox パッケージを更新してください。

参考資料

https://oss.oracle.com/pipermail/el-errata/2012-February/002581.html

https://oss.oracle.com/pipermail/el-errata/2012-February/002582.html

https://oss.oracle.com/pipermail/el-errata/2012-February/002583.html

プラグインの詳細

深刻度: Critical

ID: 68443

ファイル名: oraclelinux_ELSA-2012-0079.nasl

バージョン: 1.13

タイプ: local

エージェント: unix

公開日: 2013/7/12

更新日: 2021/1/14

サポートされているセンサー: Frictionless Assessment Agent, Nessus Agent, Nessus

リスク情報

VPR

リスクファクター: Critical

スコア: 9.0

CVSS v2

リスクファクター: Critical

基本値: 10

現状値: 8.7

ベクトル: CVSS2#AV:N/AC:L/Au:N/C:C/I:C/A:C

脆弱性情報

CPE: p-cpe:/a:oracle:linux:firefox, p-cpe:/a:oracle:linux:xulrunner, p-cpe:/a:oracle:linux:xulrunner-devel, cpe:/o:oracle:linux:4, cpe:/o:oracle:linux:5, cpe:/o:oracle:linux:6

必要な KB アイテム: Host/local_checks_enabled, Host/OracleLinux, Host/RedHat/release, Host/RedHat/rpm-list

エクスプロイトが利用可能: true

エクスプロイトの容易さ: Exploits are available

パッチ公開日: 2012/2/1

脆弱性公開日: 2012/2/1

エクスプロイト可能

CANVAS (White_Phosphorus)

Metasploit (Firefox 8/9 AttributeChildRemoved() Use-After-Free)

参照情報

CVE: CVE-2011-3659, CVE-2011-3670, CVE-2012-0442, CVE-2012-0444, CVE-2012-0449

BID: 51753, 51754, 51755, 51756, 51786

RHSA: 2012:0079