Red Hat セキュリティアドバイザリ 2012:0705 から：

複数のセキュリティ問題を修正する更新済みの openoffice.org パッケージが、 Red Hat Enterprise Linux 5 および 6 で現在利用可能です。

Red Hat セキュリティレスポンスチームは、この更新には重大なセキュリティ上の影響があると評価しています。詳細な重要度の評価を提供する Common Vulnerability Scoring System （CVSS）のベーススコアが、「参照」セクションの CVE リンクの各脆弱性に対して利用可能です。

OpenOffice.org は、ワードプロセッサ、スプレッドシートアプリケーション、プレゼンテーションマネージャ、数式エディター、および描画プログラムなどのデスクトップアプリケーションが揃ったオフィス生産性パッケージです。

OpenOffice.org が、Microsoft Office PowerPoint ドキュメント内の無効な Escher グラフィックスのレコード長を処理する方法で、バッファオーバーフローを引き起こす、整数オーバーフローの欠陥が見つかりました。攻撃者は、特別に細工された Microsoft Office PowerPoint ドキュメントを持ち込むことがあり、これが開かれると、OpenOffice.org がクラッシュすることや、OpenOffice.org を実行しているユーザーの権限で、任意のコードを実行する可能性があります。(CVE-2012-2334)

OpenOffice.org での JPEG、PNG、および BMP の画像ファイルリーダーの実装で、ヒープベースのバッファオーバーフローを引き起こす、複数の整数オーバーフローの欠陥が見つかりました。攻撃者は、特別に細工された JPEG、PNG、または BMP の画像ファイルを持ち込むことがあり、OpenOffice.org アプリケーションで開いたときに、アプリケーションがクラッシュすることや、アプリケーションを実行しているユーザーの権限で、任意のコードを実行する可能性があります。(CVE-2012-1149)

Upstream は、Sven Jacobi 氏を CVE-2012-2334 の、Secunia SVCRP の Tielei Wang 氏を　CVE-2012-1149 の最初の報告者として認めています。

OpenOffice.org の全ユーザーは、バックポートされたパッチが含まれる更新済みのこれらのパッケージにアップグレードし、これらの問題を修正することが推奨されます。
この更新を有効にするには、 OpenOffice.org アプリケーションの実行中のインスタンスすべてを再起動する必要があります。

検出

Oracle Linux 6：openoffice.org（ELSA-2012-0705）

high Nessus プラグイン ID 68534

変更ログが見つかりません