Red Hat セキュリティアドバイザリ 2013:1323 から：

1 つのセキュリティの問題と 1 つのバグを修正する更新済みの ccid パッケージが、 Red Hat Enterprise Linux 5 で現在利用可能です。

Red Hat セキュリティレスポンスチームは、この更新によるセキュリティ上の影響は小さいと評価しています。詳細な重要度評価を示す Common Vulnerability Scoring System（CVSS）ベーススコアは「参照」セクションの CVE リンクで入手できます。

Chip/Smart Card Interface Devices（CCID）は USB スマートカードリーダーの標準であり、最新のスマートカードリーダーがそれに続きます。ccid パッケージでは、この標準に従う、ジェネリックの USB ベースの CCID ドライバーが提供されています。

CCID ドライバーがスマートカードのシリアル番号を処理する方法に、配列インデックスエラーにつながる整数オーバーフローが見つかりました。ローカルの攻撃者はこの欠陥を利用して、特別に細工されたスマートカードを挿入することで、 PC/SC Lite pcscd デーモン（デフォルトでは root）を実行しているユーザーの権限で任意のコードを実行する可能性があります。(CVE-2010-4530)

この更新では以下のバグも修正されます。

* pcscd サービスが SafeNet Smart Card 650 v1 がスマートカードリーダーに挿入されたとき、読み取りが失敗しました。「IFDHPowerICC() PowerUp failed(IFDHPowerICC() 電源オン失敗)」エラーメッセージを表示され、操作が失敗しました。これは、カードが Answer To Reset (ATR) のフルリクエストに応答するために長い時間を必要とするためであり、これにより、タイムアウトが発生し、カードの電源投入が失敗します。この更新では、タイムアウト値が延長されています。前述のリクエストは適切に処理されるようになり、カードは期待通り電源が投入されるようになりました。（BZ#907821）

ccid の全ユーザーは、バックポートされたパッチが含まれるこの更新済みパッケージへアップグレードし、これらの問題を修正することが推奨されます。

検出

Oracle Linux 5：ccid（ELSA-2013-1323）

medium Nessus プラグイン ID 70285

変更ログが見つかりません