Ubuntu 12.04 LTS:linux-lts-raring 脆弱性(USN-2020-1)

medium Nessus プラグイン ID 70803

概要

リモート Ubuntu ホストにセキュリティ関連パッチがありません。

説明

Linux カーネルの IPv6 ネットワークスタックの ICMPv6 Router Adverisement(RA)メッセージの処理で、情報漏洩が発見されました。
リモートの攻撃者が、この欠陥を利用して、サービス拒否(過剰な再試行およびアドレス生成中止)を引き起こし、機密情報を入手する可能性があります。(CVE-2013-0343)

Linux カーネルの HP Smart Aray と Compaq SMART2 のディスクアレイドライバーの情報漏洩を、Dan Carpenter 氏が発見しました。ローカルのユーザーが、この欠陥を悪用して、カーネルメモリから機密情報を入手する可能性があります。(CVE-2013-2147)

Kees Cook 氏が、CONFIG_HID_ZEROPLUS を有効にしたときにヒューマンインターフェイスデバイス(HID)サブシステムで欠陥が生じることを発見しました。物理的に接近した攻撃者が、この欠陥を利用して、特別に細工された装置でサービス拒否を引き起こす可能性があります。(CVE-2013-2889)

Kees Cook が、CONFIG_LOGITECH_FF、CONFIG_LOGIG940_FF または CONFIG_LOGIWHEELS_FF のいずれかを有効にしたときに Linux カーネルのヒューマンインターフェイスデバイス(HID)サブシステムで別の欠陥が生じることを発見しました。物理的に接近した攻撃者が、この欠陥を利用して、特別に細工された装置でサービス拒否を引き起こす可能性があります。(CVE-2013-2893)

Kees Cook 氏が、CONFIG_HID_LENOVO_TPKBD を有効にしたときに Linux カーネルのヒューマンインターフェイスデバイス(HID)サブシステムに欠陥が生じることを発見しました。
物理的に接近した攻撃者が、この欠陥を利用して、特別に細工された装置でサービス拒否を引き起こす可能性があります。(CVE-2013-2894)

Kees Cook 氏が、CONFIG_HID_LOGITECH_DJ を有効にしたときに Linux カーネルのヒューマンインターフェイスデバイス(HID)サブシステムに別の欠陥が生じることを発見しました。
物理的に接近した攻撃者が、特別に細工された装置で、サービス拒否(OOPS)を引き起こしたり、カーネルメモリから機密情報を取得したりする可能性があります。(CVE-2013-2895)

Kees Cook 氏が、CONFIG_HID_MULTITOUCH を有効にしたときに Linux カーネルのヒューマンインターフェイスデバイス(HID)サブシステムに別の欠陥が生じることを発見しました。物理的に接近した攻撃者がこの欠陥を利用して、特別に細工された装置でサービス拒否(OOPS)を引き起こす可能性があります。
(CVE-2013-2897)

Wannes Rombouts 氏が Linux カーネルのネットワーキング tuntap インターフェイスにある脆弱性を報告ました。CAP_NET_ADMIN の権限があるローカルのユーザーが、この欠陥を利用して、完全な管理者権限を取得する可能性があります。
(CVE-2013-4343)。

ソリューション

影響を受ける linux-image-3.8.0-33-generic パッケージを更新してください。

参考資料

https://usn.ubuntu.com/2020-1/

プラグインの詳細

深刻度: Medium

ID: 70803

ファイル名: ubuntu_USN-2020-1.nasl

バージョン: 1.9

タイプ: local

エージェント: unix

公開日: 2013/11/9

更新日: 2019/9/19

サポートされているセンサー: Frictionless Assessment AWS, Frictionless Assessment Azure, Frictionless Assessment Agent, Nessus Agent, Agentless Assessment, Nessus

リスク情報

VPR

リスクファクター: Medium

スコア: 5.9

CVSS v2

リスクファクター: Medium

Base Score: 6.9

Temporal Score: 5.1

ベクトル: CVSS2#AV:L/AC:M/Au:N/C:C/I:C/A:C

脆弱性情報

CPE: p-cpe:/a:canonical:ubuntu_linux:linux-image-3.8-generic, cpe:/o:canonical:ubuntu_linux:12.04:-:lts

必要な KB アイテム: Host/cpu, Host/Debian/dpkg-l, Host/Ubuntu, Host/Ubuntu/release

エクスプロイトの容易さ: No known exploits are available

パッチ公開日: 2013/11/8

脆弱性公開日: 2013/2/28

参照情報

CVE: CVE-2013-0343, CVE-2013-2147, CVE-2013-2889, CVE-2013-2893, CVE-2013-2894, CVE-2013-2895, CVE-2013-2897, CVE-2013-4343

BID: 58795, 60280, 62042, 62044, 62045, 62050, 62052, 62360

USN: 2020-1