Red Hat セキュリティアドバイザリ 2013:1543 から：

1 つのセキュリティ問題と 2 つのバグを修正する、更新済み samba4 パッケージが、 Red Hat Enterprise Linux 6 で使用できるようになりました。

Red Hat セキュリティレスポンスチームは、この更新のセキュリティ上の影響は中程度であると評価しています。詳細な重要度の評価を提供する Common Vulnerability Scoring System （CVSS）のベーススコアが、「参照」セクションの CVE リンクの各脆弱性に対して利用可能です。

Samba は Server Message Block （SMB）プロトコルまたは Common Internet File System（CIFS）プロトコルのオープンソース実装であり、これを使用すると PC 互換機がファイル、プリンター、その他の情報を共有できるようになります。

整数オーバーフロー欠陥が、Samba がクライアントから提供される Extended Attribute（EA）リストを処理する方法で、見つかりました。悪意あるクライアントが、特別に細工された EA リストを送信し、オーバーフローを発生させる可能性があります。これにより、過剰なメモリ量を使用して、サーバーをループさせ、リストを再処理させる可能性があります。(CVE-2013-4124)

注：この問題は、Samba サーバーのデフォルト構成には影響を与えません。

この更新は次のバグを修正します :

* Samba がビルド root ディレクトリにインストールされていたとき、 RPM ターゲットが存在しなかった可能性があります。その結果、find-debuginfo.sh スクリプトによって、ターゲットに関連する libwbclient.so.debug モジュールへのシンボリックリンクが、作成されませんでした。この更新により、シンボリックリンクへのパスが相対的になり、シンボリックリンクが正しく作成されるようになりました。（BZ#882338）

* 以前は、samba4 パッケージに libreplace.so モジュールへの依存関係が欠落しており、これによってインストール失敗が発生する可能性がありました。この更新により、欠落している依存関係が samba4 パッケージの従属性リストに追加され、インストールが期待どおりに進行するようになりました。
（BZ#911264）

samba4 の全ユーザーは、バックポートされたパッチが含まれるこれらの更新済みパッケージへアップグレードし、これらの問題を修正することが推奨されます。

検出

Oracle Linux 6：samba4（ELSA-2013-1543）

medium Nessus プラグイン ID 71104

変更ログが見つかりません