Ubuntu 13.10:linux の脆弱性(USN-2049-1)

medium Nessus プラグイン ID 71260

概要

リモート Ubuntu ホストに 1 つ以上のセキュリティ関連パッチがありません。

説明

Miroslav Vadkerti 氏は、ネットワーク sysctls の権限が Linux カーネルで扱われる方法に、欠陥を発見しました。権限のないローカルユーザーがこの欠陥を悪用して、/proc/sys/net/ 内のファイルへのアクセス権を取得する可能性があります。(CVE-2013-4270)

Linux カーネルの dm スナップショット機能で欠陥が見つかりました。認証されていないリモートのユーザーが、この欠陥を悪用して、機密情報を取得したり、データをを改竄/破損したりする可能性があります。(CVE-2013-4299)

Wannes Rombouts 氏が Linux カーネルのネットワーキング tuntap インターフェイスにある脆弱性を報告ました。CAP_NET_ADMIN の権限があるローカルのユーザーが、この欠陥を利用して、完全な管理者権限を取得する可能性があります。
(CVE-2013-4343)

Alan Chester 氏が Linux カーネルの IPv6 ストリーム制御転送プロトコル(SCTP)の欠陥を報告しました。リモートの攻撃者が、この欠陥を悪用して、ネットワークトラフィックを盗み見ることにより、機密情報を取得する可能性があります。
(CVE-2013-4350)

Dmitry Vyukov 氏が、Linux カーネルの IPv6 UDP 断片化オフロード(UFO)処理にある欠陥を報告しました。リモートの攻撃者が、この欠陥を利用して、サービス拒否(システムクラッシュ)を引き起こす可能性があります。
(CVE-2013-4387)

Hannes Frederic Sowa 氏は、Linux カーネルの UDP Fragmentation Offload(UFO)に欠陥を発見しました。権限のないローカルユーザーが、この欠陥を悪用して、サービス拒否(システムクラッシュ)を引き起こしたり、管理者権限を取得する可能性があります。(CVE-2013-4470)。

ソリューション

影響を受ける linux-image-3.11.0-14-generic および/または linux-image-3.11.0-14-generic-lpae パッケージを更新してください。

参考資料

https://usn.ubuntu.com/2049-1/

プラグインの詳細

深刻度: Medium

ID: 71260

ファイル名: ubuntu_USN-2049-1.nasl

バージョン: 1.10

タイプ: local

エージェント: unix

公開日: 2013/12/9

更新日: 2019/9/19

サポートされているセンサー: Frictionless Assessment AWS, Frictionless Assessment Azure, Frictionless Assessment Agent, Nessus Agent, Agentless Assessment, Nessus

リスク情報

VPR

リスクファクター: Medium

スコア: 6.7

CVSS v2

リスクファクター: Medium

基本値: 6.9

現状値: 5.1

ベクトル: CVSS2#AV:L/AC:M/Au:N/C:C/I:C/A:C

脆弱性情報

CPE: p-cpe:/a:canonical:ubuntu_linux:linux-image-3.11-generic, p-cpe:/a:canonical:ubuntu_linux:linux-image-3.11-generic-lpae, cpe:/o:canonical:ubuntu_linux:13.10

必要な KB アイテム: Host/cpu, Host/Debian/dpkg-l, Host/Ubuntu, Host/Ubuntu/release

エクスプロイトの容易さ: No known exploits are available

パッチ公開日: 2013/12/7

脆弱性公開日: 2013/9/25

参照情報

CVE: CVE-2013-4270, CVE-2013-4299, CVE-2013-4343, CVE-2013-4350, CVE-2013-4387, CVE-2013-4470

BID: 62360, 62405, 62696, 63183, 63359

USN: 2049-1