Oracle Linux 6:libtiff(ELSA-2014-0222)

critical Nessus プラグイン ID 72734

概要

リモート Oracle Linux ホストに、1 つ以上のセキュリティ更新がありません。

説明

Red Hat セキュリティアドバイザリ 2014:0222 から:

複数のセキュリティの問題を修正する更新済みの libtiff パッケージが、 Red Hat Enterprise Linux 6 で現在利用可能です。

Red Hat セキュリティレスポンスチームは、この更新のセキュリティ上の影響は中程度であると評価しています。詳細な重要度の評価を提供する Common Vulnerability Scoring System (CVSS)のベーススコアが、「参照」セクションの CVE リンクの各脆弱性に対して利用可能です。

libtiff パッケージには、Tagged Image File Format(TIFF)ファイルを操作するための関数のライブラリが含まれます。

tiff2pdf ツールで、ヒープベースのバッファオーバーフローと use-after-free の欠陥が見つかりました。攻撃者が、これらの欠陥を利用して、特別に細工された TIFF ファイルを作成し、tiff2pdf をクラッシュさせたり、任意のコードを実行したりする可能性があります。(CVE-2013-1960、CVE-2013-4232)

gif2tiff ツールに、複数のバッファオーバーフローの欠陥が見つかりました。攻撃者が、これらの欠陥を利用して、特別に細工された GIF ファイルを作成し、 gif2tiff をクラッシュさせたり、任意のコードを実行したりする可能性があります。(CVE-2013-4231、 CVE-2013-4243、CVE-2013-4244)

libtiff が OJPEG でエンコードされた TIFF 画像を処理する方法で、欠陥が見つかりました。
攻撃者が、この欠陥を利用して、特別に細工された TIFF ファイルを作成し、 libtiff を使用しているアプリケーションをクラッシュさせる可能性があります。
(CVE-2010-2596)

tiff2pdf ツールに、複数のバッファオーバーフローの欠陥が見つかりました。攻撃者が、これらの欠陥を利用して、特別に細工された TIFF ファイルを作成し、 tiff2pdf をクラッシュさせる可能性があります。(CVE-2013-1961)

Red Hat は、CVE-2013-1960 と CVE-2013-1961 を報告してくれた NCI Agency の Emmanuel Bouillon 氏に感謝の意を表します。CVE-2013-4243 の問題は、Red Hat セキュリティレスポンスチームの Murray McAllister 氏により発見されました。また、CVE-2013-4244 の問題は、Red Hat セキュリティレスポンスチームの Huzaifa Sidhpurwala 氏により発見されました。

libtiff の全ユーザーは、バックポートされたパッチが含まれるこれらの更新済みパッケージへアップグレードし、これらの問題を修正することが推奨されます。この更新を有効にするには、 libxslt にリンクされている全ての実行アプリケーションを再起動する必要があります。

ソリューション

影響を受けた libtiff パッケージを更新してください。

参考資料

https://linux.oracle.com/errata/ELSA-2014-0222.html

プラグインの詳細

深刻度: Critical

ID: 72734

ファイル名: oraclelinux_ELSA-2014-0222.nasl

バージョン: 1.13

タイプ: local

エージェント: unix

公開日: 2014/2/28

更新日: 2024/10/22

サポートされているセンサー: Frictionless Assessment Agent, Nessus Agent, Continuous Assessment, Nessus

リスク情報

VPR

リスクファクター: Medium

スコア: 5.9

CVSS v2

リスクファクター: High

基本値: 9.3

現状値: 7.3

ベクトル: CVSS2#AV:N/AC:M/Au:N/C:C/I:C/A:C

CVSS スコアのソース: CVE-2013-1961

CVSS v3

リスクファクター: Critical

基本値: 9.8

現状値: 8.8

ベクトル: CVSS:3.0/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H

現状ベクトル: CVSS:3.0/E:P/RL:O/RC:C

CVSS スコアのソース: CVE-2013-4244

脆弱性情報

CPE: cpe:/o:oracle:linux:6, p-cpe:/a:oracle:linux:libtiff, p-cpe:/a:oracle:linux:libtiff-devel, p-cpe:/a:oracle:linux:libtiff-static

必要な KB アイテム: Host/local_checks_enabled, Host/RedHat/release, Host/RedHat/rpm-list, Host/OracleLinux

エクスプロイトの容易さ: No known exploits are available

パッチ公開日: 2014/2/27

脆弱性公開日: 2010/7/2

参照情報

CVE: CVE-2010-2596, CVE-2013-1960, CVE-2013-1961, CVE-2013-4231, CVE-2013-4232, CVE-2013-4243, CVE-2013-4244

BID: 41295, 59607, 59609, 61695, 61849, 62019, 62082

RHSA: 2014:0222