Juniper Junos 複数の OpenSSL 脆弱性(JSA10629)

medium Nessus プラグイン ID 77000

概要

リモート装置に、ベンダーが提供したセキュリティパッチがありません。

説明

自己報告されたバージョン番号によると、リモートの Juniper Junos デバイスは、OpenSSL に関連した次の脆弱性の影響を受けます。

- ssl3_read_bytes 関数にエラーが存在し、これによって他のセッションへのデータ注入、または DoS 攻撃(サービス拒否攻撃)が可能になります。この問題が悪用可能なのは、「SSL_MODE_RELEASE_BUFFERS」が有効な場合のみであることに、注意してください。(CVE-2010-5298)

- do_ssl3_write 関数にエラー存在し、これによって NULL ポインターが逆参照され、DoS 攻撃(サービス拒否攻撃)が引き起こされる可能性があります。この問題が悪用可能なのは、「SSL_MODE_RELEASE_BUFFERS」が有効な場合のみであることに、注意してください。(CVE-2014-0198)

- ChangeCipherSpec メッセージの処理にエラーが存在し、このため弱い鍵のマテリアルを使用できます。
これにより中間者攻撃を簡単に行えるようになります。(CVE-2014-0224)

- dtls1_get_message_fragment 関数に、匿名の ECDH 暗号化パッケージに関連するエラーが存在します。これにより、サービス拒否攻撃が可能になることがあります。この問題の影響を受けるのは、OpenSSL TLS クライアントのみであることに、注意してください。(CVE-2014-3470)

注意:これらの問題は、JUNOScript を有効化するための J-Web または SSL サービスのあるデバイスのみに影響を与えます。

ソリューション

Juniper アドバイザリ JSA10629 で参照されている、関連のある Junos ソフトウェアリリースまたは回避策を適用してください。

参考資料

https://kb.juniper.net/InfoCenter/index?page=content&id=JSA10629

プラグインの詳細

深刻度: Medium

ID: 77000

ファイル名: juniper_jsa10629.nasl

バージョン: 1.10

タイプ: combined

公開日: 2014/8/5

更新日: 2018/7/12

サポートされているセンサー: Nessus

リスク情報

VPR

リスクファクター: High

スコア: 7.7

CVSS v2

リスクファクター: Medium

基本値: 6.8

現状値: 5.6

ベクトル: CVSS2#AV:N/AC:M/Au:N/C:P/I:P/A:P

脆弱性情報

CPE: cpe:/o:juniper:junos

必要な KB アイテム: Host/Juniper/JUNOS/Version

エクスプロイトが利用可能: true

エクスプロイトの容易さ: Exploits are available

パッチ公開日: 2014/7/29

脆弱性公開日: 2014/6/5

エクスプロイト可能

Core Impact

参照情報

CVE: CVE-2010-5298, CVE-2014-0198, CVE-2014-0224, CVE-2014-3470

BID: 66801, 67193, 67898, 67899

CERT: 978508

JSA: JSA10629