Oracle Linux 7:libvirt(ELSA-2014-1352)

medium Nessus プラグイン ID 78022

概要

リモート Oracle Linux ホストに、1 つ以上のセキュリティ更新がありません。

説明

Red Hat セキュリティアドバイザリ 2014:1352 から:

2 つのセキュリティ問題と 1 つのバグを修正する更新済みの libvirt パッケージが、 Red Hat Enterprise Linux 7 で現在利用可能です。

Red Hat 製品セキュリティは、この更新がセキュリティに及ぼす影響を重要度中として評価しています。詳細な重要度の評価を提供する Common Vulnerability Scoring System (CVSS)のベーススコアが、「参照」セクションの CVE リンクの各脆弱性に対して利用可能です。

libvirt ライブラリは、Linux などのオペレーティングシステムの仮想化機能を管理し、この機能との対話を行うための C API です。さらに、 libvirt は、仮想化されたシステムのリモート管理のためのツールも提供します。

libvirt のqemuDomainGetBlockIoTune() 関数が、恒久的ディスク構成にインデックスが付されているときに、非恒久的(ライブ)ディスク構成のディスクインデックスを参照する場合の方法に境界外読み取りの欠陥が見つかりました。libvirtd に読み取り専用の接続を確立できるリモートの攻撃者が、この欠陥を利用して、libvirtd をクラッシュさせたり、libvirtd プロセスからメモリを漏洩させる可能性があります。
(CVE-2014-3633)

libvirt の virConnectListAllDomains() 関数が、使用されたドメインの数を計算する場合の方法にサービス拒否の欠陥が見つかりました。libvirtd に読み取り専用の接続を確立できるリモートの攻撃者が、この欠陥を利用して、libvirt 内のドメイン運用を非応答にさせる可能性があります。(CVE-2014-3657)

CVE-2014-3633 の問題は、Red Hat の Luyao Huang 氏により発見されました。

この更新では以下のバグも修正されます。

* この更新の前までは、libvirt は numatune/memory[nodeset] のドメインの cpuset.mems パラメーター設定をしてから、これらを起動していました。その結果、そのようなノードのドメインは、DMA および DMA32 ゾーン(/proc/zoneinfo に存在)の NUMA ノードを除外するため、 KVM 初期化の失敗で起動されない可能性があります。この更新では、 libvirt は初期化の後で cpuset.mems パラメーターを設定するため、(/numatune/memory 内の)あらゆるノードセットのドメインが、エラーを伴うことなく再起動されるようになりました。(BZ#1135871)

libvirt の全ユーザーは、バックポートされたパッチが含まれるこれらの更新済みパッケージへアップグレードし、これらの問題を修正することが推奨されます。更新済みパッケージのインストール後、 libvirtd は自動的に再起動します。

ソリューション

影響を受ける libvirt パッケージを更新してください。

参考資料

https://oss.oracle.com/pipermail/el-errata/2014-October/004502.html

プラグインの詳細

深刻度: Medium

ID: 78022

ファイル名: oraclelinux_ELSA-2014-1352.nasl

バージョン: 1.8

タイプ: local

エージェント: unix

公開日: 2014/10/2

更新日: 2021/1/14

サポートされているセンサー: Frictionless Assessment Agent, Nessus Agent, Nessus

リスク情報

VPR

リスクファクター: Medium

スコア: 5.2

CVSS v2

リスクファクター: Medium

基本値: 5.8

現状値: 5

ベクトル: CVSS2#AV:N/AC:M/Au:N/C:P/I:N/A:P

脆弱性情報

CPE: p-cpe:/a:oracle:linux:libvirt, p-cpe:/a:oracle:linux:libvirt-client, p-cpe:/a:oracle:linux:libvirt-daemon, p-cpe:/a:oracle:linux:libvirt-daemon-config-network, p-cpe:/a:oracle:linux:libvirt-daemon-config-nwfilter, p-cpe:/a:oracle:linux:libvirt-daemon-driver-interface, p-cpe:/a:oracle:linux:libvirt-daemon-driver-lxc, p-cpe:/a:oracle:linux:libvirt-daemon-driver-network, p-cpe:/a:oracle:linux:libvirt-daemon-driver-nodedev, p-cpe:/a:oracle:linux:libvirt-daemon-driver-nwfilter, p-cpe:/a:oracle:linux:libvirt-daemon-driver-qemu, p-cpe:/a:oracle:linux:libvirt-daemon-driver-secret, p-cpe:/a:oracle:linux:libvirt-daemon-driver-storage, p-cpe:/a:oracle:linux:libvirt-daemon-kvm, p-cpe:/a:oracle:linux:libvirt-daemon-lxc, p-cpe:/a:oracle:linux:libvirt-devel, p-cpe:/a:oracle:linux:libvirt-docs, p-cpe:/a:oracle:linux:libvirt-lock-sanlock, p-cpe:/a:oracle:linux:libvirt-login-shell, p-cpe:/a:oracle:linux:libvirt-python, cpe:/o:oracle:linux:7

必要な KB アイテム: Host/local_checks_enabled, Host/RedHat/release, Host/RedHat/rpm-list, Host/OracleLinux

エクスプロイトの容易さ: No known exploits are available

パッチ公開日: 2014/10/1

脆弱性公開日: 2014/10/6

参照情報

CVE: CVE-2014-3633, CVE-2014-3657

BID: 70186, 70210

RHSA: 2014:1352