Scientific Linux セキュリティ更新:SL6.x i386/x86_64 の file

medium Nessus プラグイン ID 78843

概要

リモート Scientific Linux ホストに 1 つ以上のセキュリティ更新がありません。

説明

file が特定の Composite Document Format(CDF)ファイルの解析処理を行う方法で、複数のサービス拒否の欠陥が見つかりました。リモートの攻撃者が、これらの欠陥のいずれかを利用して、特別に細工された CDF ファイルで、 file または file を使用しているアプリケーションをクラッシュする可能があります。(CVE-2014-0237、CVE-2014-0238、CVE-2014-3479、 CVE-2014-3480、CVE-2012-1571)

file が間接ルールおよび検索ルールを処理する方法で、サービス拒否の欠陥が 2 つ見つかりました。リモートの攻撃者が、これらの欠陥のいずれかを利用して、file または file を使用しているアプリケーションをクラッシュしたり、これらに過剰な CPU 量を消費させたりする可能性があります。(CVE-2014-1943、CVE-2014-2270)

この更新は以下のバグも修正します:

- 以前は、「file」コマンドの出力に余分な空白が含まれていました。この更新により、新しく STRING_TRIM フラグが導入され、不必要な空白が削除されるようになりました。

- バグにより、「file」コマンドが XML ドキュメントを LaTex ドキュメントとして誤って識別する可能性があります。このバグを修正するために下層にあるソースコードが変更され、現在このコマンドは意図していた通りに作動しています。

- 以前は、「file」コマンドが .JPG ファイルを認識せず、このファイルを「Minix filesystem」として不適切に表示する可能性がありました。このバグは修正され、現在このコマンドは .JPG ファイルを適切に検出しています。

- 特定の状況で、「file」コマンドが NETpbm ファイルを「x86 ブートセクター」として不適切に検出しました。
この更新により、このバグを修正するパッチが適用され、現在このコマンドは NETpbm ファイルを意図していた通りに検出しています。

- 以前は、「file」コマンドが ASCII テキストファイルを .PIC 画像ファイルとして誤って識別していました。この更新により、このバグに対処するためのパッチが提供され、現在このコマンドは ASCII テキストファイルを適切に認識しています。

- 32 ビットの PowerPC システムで、「file」コマンドの出力に「from」フィールドがありませんでした。このバグを修正するために下層にあるソースコードが変更され、現在「file」出力には意図していた通りに「from」フィールドが含まれています。

- 「file」コマンドがテキストファイルを「RRDTool DB version ool - Round Robin Database Tool」として不適切に検出しました。
この更新によりこのバグを修正するパッチが適用され、現在このコマンドはテキストファイルを適切に検出しています。

- 以前は、「file」コマンドは、QCOW フォーマットのバージョン 1 および 2 しかサポートしていませんでした。そのため、file は Scientific Linux 7 で作成された「qcow2 compat=1.1」ファイルを検出できませんでした。この更新により QCOW バージョン 3 に対するサポートが追加され、現在このコマンドはそのようなファイルを意図していた通りに検出しています。

ソリューション

影響を受けるパッケージを更新してください。

参考資料

http://www.nessus.org/u?29445ac3

プラグインの詳細

深刻度: Medium

ID: 78843

ファイル名: sl_20141014_file_on_SL6_x.nasl

バージョン: 1.5

タイプ: local

エージェント: unix

公開日: 2014/11/4

更新日: 2021/1/14

サポートされているセンサー: Nessus Agent, Nessus

リスク情報

VPR

リスクファクター: Medium

スコア: 4.4

CVSS v2

リスクファクター: Medium

基本値: 5

ベクトル: CVSS2#AV:N/AC:L/Au:N/C:N/I:N/A:P

脆弱性情報

CPE: p-cpe:/a:fermilab:scientific_linux:file, p-cpe:/a:fermilab:scientific_linux:file-debuginfo, p-cpe:/a:fermilab:scientific_linux:file-devel, p-cpe:/a:fermilab:scientific_linux:file-libs, p-cpe:/a:fermilab:scientific_linux:file-static, p-cpe:/a:fermilab:scientific_linux:python-magic, x-cpe:/o:fermilab:scientific_linux

必要な KB アイテム: Host/local_checks_enabled, Host/cpu, Host/RedHat/release, Host/RedHat/rpm-list

パッチ公開日: 2014/10/14

脆弱性公開日: 2012/7/17

参照情報

CVE: CVE-2012-1571, CVE-2014-0237, CVE-2014-0238, CVE-2014-1943, CVE-2014-2270, CVE-2014-3479, CVE-2014-3480