1 つのセキュリティ問題と 2 つのバグを修正する更新済みの rhev-guest-tools-iso パッケージが、現在利用可能です。

Red Hat セキュリティレスポンスチームは、この更新には重大なセキュリティ上の影響があると評価しています。詳細な重要度評価を示す Common Vulnerability Scoring System（CVSS）ベーススコアは「参照」セクションの CVE リンクで入手できます。

rhev-guest-tools-iso パッケージには、ツールとドライバーが含まれています。Red Hat Enterprise Virtualization 上でゲストとしてインストールされた場合、システムを操作するサポートされた Windows ゲストによりこれらのツールとドライバーが必要となります。

引用符のない検索パスの欠陥が、Red Hat Enterprise Virtualization Application Provisioning Tool（RHEV-APT）サービスを Windows にインストールする方法で見つかりました。引用符で囲まれていない検索パス内のディレクトリの権限により、権限のないローカルユーザーがこの欠陥を利用して、自分が選択したバイナリを SYSTEM 権限で実行する可能性があります。（CVE-2013-2176）

この問題は、Red Hat の Jiri Belka 氏により発見されました。

この更新は以下のバグも修正します：

* まれな場合に、Windows オペレーティングシステムから戻される一時ディレクトリの位置の形式が、RHEV-Tools インストーラーが期待する形式と一致しませんでした。結果として、以下の警告を表示してインストールまたはアップグレードが失敗しました：「Upgrade of RHEV-Tools on the Guest should be performed only when running on RHEL 6 type Host (RHEV-H or RHEL)Upgrade aborted.（ゲスト上の RHEV-Tools のアップグレードは、RHEL 6 タイプのホスト（RHEV-H または RHEL）を実行しているときのみ実行するべきです。アップグレードを中止しました）」この更新により、これらの例外ケースを処理するコートが追加されるため、RHEV-Tools を Windows 仮想マシンに正常にインストールまたは更新できます。（BZ#979108）

* このリリースには、更新された Virtio-Serial ドライバーおよび SPICE Agent が含まれます。（BZ#986904）

この rhev-guest-tools-iso パッケージには、spice-vdagent-win のバグ修正更新（RHBA-2013:1107）も含まれます：
https://rhn.redhat.com/errata/RHBA-2013-1107.html

Red Hat Enterprise Virtualization の全ユーザーは、この更新済みの rhev-guest-tools-iso パッケージにアップグレードし、これらの問題を解決することが推奨されます。

検出

RHEL 6：rhev-guest-tools-iso（RHSA-2013:1122）

high Nessus プラグイン ID 78967

変更ログが見つかりません