1 つのセキュリティ問題と 2 つのバグを修正する更新済みの rhev-dwh パッケージが、現在利用可能です。

Red Hat セキュリティレスポンスチームは、この更新によるセキュリティ上の影響は小さいと評価しています。詳細な重要度評価を示す Common Vulnerability Scoring System（CVSS）ベーススコアは「参照」セクションの CVE リンクで入手できます。

Red Hat Enterprise Virtualization Manager のデータウェアハウスパッケージは、Extract-Transform-Load（ETL）プロセスやデータベーススクリプトを提供して、履歴データベース API を作成します。さらに、管理およびモニタリング用に SQL BI レポートも作成します。

ovirt-engine-dwh セットアップスクリプトが、履歴データベースのパスワードを、平文で誰でも読み取ることができるファイルに記録することが判明しました。Red Hat Enterprise Virtualization Manager サーバーにおいてローカルユーザーのアカウントを持つ攻撃者が、この欠陥を利用して、レポートデータベースにアクセスすることや、このデータベースの読み込み、変更を行う可能性があります。（CVE-2014-0202）

注：このアドバイザリが提供する更新を適用しても、既存のログファイルは変更されません。既存のログファイルを検索し、平文パスワードの出現を手動で削除することを推奨します。

この問題は、Red Hat により発見されました。

この更新は以下のバグも修正します：

* 以前は、データウェアハウスの読み取り専用ユーザーおよびカスタムユーザーは、データベースが更新されると、データベースのビューにアクセスできませんでした。これは、データベース更新の際にビューが再生成され、このようなビューに対する権限が、新しく生成されたビューに適用されないことが原因でした。現在は、データベースの更新時に、ユーザー権限が保持されます。（BZ#1078129）

* 以前は、ovirt-engine-dwh-setup コマンドの実行前に手動で pb_hba.conf ファイルを編集すると、特定の状況下において、このコマンドが正常に実行されませんでした。これは、「local」に対応する行で、値の間にある正確なスペース数をチェックするセットアッププロセスが原因でした。現在は、この行の値をチェックするロジックが改善されて、スペースの数に関係なく、セットアッププロセスが全ての値を正しく読み取れるようになりました。（BZ#1084760）

rhevm-dwh の全ユーザーは、この更新済みパッケージへアップグレードし、これらの問題を修正することが推奨されます。

検出

RHEL 6：rhevm-dwh 3.3.3（RHSA-2014:0559）

low Nessus プラグイン ID 79023

変更ログが見つかりません