PHP 5.4.x < 5.4.36「process_nested_data」RCE

high Nessus プラグイン ID 80330

概要

リモート Web サーバーが使用するバージョンの PHP は、リモートコード実行脆弱性の影響を受けます。

説明

バナーによると、リモートホストにインストールされている PHP 5.4.x のバージョンは、5.4.36 より前です。このため、「ext/standard/var_unserializer.re」内の「process_nested_data」関数での use-after-free エラーによる影響を受けます。これは、シリアル化されたオブジェクトのプロパティ内で、重複するキーを不適切に処理しているため発生しています。リモートの攻撃者は、この欠陥を悪用して、特別に細工された「unserialize」メソッドへの呼び出しを使用することで、システムで任意のコードを実行することができます。

Nessus はこの問題を悪用しようとしていませんが、代わりにアプリケーションの自己報告バージョン番号のみに依存していますので注意してください。

ソリューション

PHP バージョン 5.4.36 または以降にアップグレードしてください。

参考資料

http://php.net/ChangeLog-5.php#5.4.36

https://bugs.php.net/bug.php?id=68594

http://www.nessus.org/u?88c4ed71

プラグインの詳細

深刻度: High

ID: 80330

ファイル名: php_5_4_36.nasl

バージョン: 1.13

タイプ: remote

ファミリー: CGI abuses

公開日: 2015/1/2

更新日: 2024/5/31

設定: 徹底したチェックを有効にする

サポートされているセンサー: Nessus

Enable CGI Scanning: true

リスク情報

VPR

リスクファクター: Medium

スコア: 6.6

CVSS v2

リスクファクター: High

基本値: 7.5

現状値: 5.5

ベクトル: CVSS2#AV:N/AC:L/Au:N/C:P/I:P/A:P

脆弱性情報

CPE: cpe:/a:php:php

必要な KB アイテム: www/PHP

除外される KB アイテム: Settings/disable_cgi_scanning

エクスプロイトの容易さ: No exploit is required

パッチ公開日: 2014/12/18

脆弱性公開日: 2014/12/18

参照情報

CVE: CVE-2014-8142

BID: 71791