Firefox < 37.0 の複数の脆弱性(Mac OS X)

high Nessus プラグイン ID 82500

概要

リモートの Mac OS X ホストに、複数の脆弱性により影響を受ける Web ブラウザがあります。

説明

リモート Mac OS X ホストにインストールされている Firefox のバージョンは、 37.0 より前のバージョンです。したがって、次の脆弱性の影響を受けます:

- アンカーナビゲーションに関連する権限昇格の脆弱性が存在しています。リモートの攻撃者が、これを悪用して、同一生成元ポリシー保護をバイパスし、権限のあるコンテキストで任意のスクリプトを実行する可能性があります。これは、Firefox 36.0.4 で修正されている CVE-2015-0818 の変種ですので注意してください。
(CVE-2015-0801)

- 権限のある UI コンテンツを含むために作成されたウインドウから権限のないページに移動するとき、特定の権限のある内部メソッドへのアクセスが保持されます。攻撃者が、これを悪用して、昇格した権限で任意の JavaScript を実行する可能性があります。(CVE-2015-0802)

- use-after-free エラーに引き起こす可能性がある複数の型の取り違え(Type Confusion)の問題が存在し、リモートの攻撃者が、これを悪用して、任意のコードを実行したり、サービス拒否を引き起こしたりする可能性があります。(CVE-2015-0803、 CVE-2015-0804)

- 2D グラフィックスをレンダリングするときの Off Main Thread Compositing に関連する複数のメモリ破損の問題が存在し、リモートの攻撃者が、これを悪用して、任意のコードを実行したり、サービス拒否を引き起こしたりする可能性があります。(CVE-2015-0805、 CVE-2015-0806)

- 30x のリダイレクションに続くクロスオリジンリソースシェアリング(CORS)リクエストがあるため、クロスサイトリクエスト偽造(XSRF)の脆弱性が sendBeacon() 関数に存在します。(CVE-2015-0807)

- 単純スタイル配列のためのメモリ管理に関連して WebRTC に問題が存在し、リモートの攻撃者が、これを利用してサービス拒否を引き起こす可能性があります。(CVE-2015-0808)

- リモートの攻撃者がユーザーのカーソルを非表示にし、クリックジャッキング攻撃を成功させる可能性がある問題が存在します。(CVE-2015-0810)

- QCMS 色管理ライブラリに領域外読み取りの問題が存在し、情報漏洩が引き起こされる可能性があります。(CVE-2015-0811)

- 中間者攻撃を引き起こす可能性のある問題が存在し、Mozilla サブドメインになりすますことで、攻撃者が、ユーザー確認をバイパスして、Firefox 軽量テーマをインストールする可能性があります。(CVE-2015-0812)

- ブラウザのエンジン内に、複数のメモリ安全性の問題が存在します。リモートの攻撃者が、これらを悪用し、メモリを破損させたり、任意のコードを実行したりする可能性があります。
(CVE-2015-0814、 CVE-2015-0815)

- 「resource:」URL を通してロードされたドキュメントに関連する権限昇格の脆弱性が存在します。リモートの攻撃者が、これを悪用して、ページを読み込んで昇格した権限で任意の JavaScript を実行する可能性があります。(CVE-2015-0816)

ソリューション

Firefox 37.0 以降にアップグレードしてください。

参考資料

https://www.mozilla.org/en-US/security/advisories/mfsa2015-30/

https://www.mozilla.org/en-US/security/advisories/mfsa2015-32/

https://www.mozilla.org/en-US/security/advisories/mfsa2015-33/

https://www.mozilla.org/en-US/security/advisories/mfsa2015-34/

https://www.mozilla.org/en-US/security/advisories/mfsa2015-35/

https://www.mozilla.org/en-US/security/advisories/mfsa2015-36/

https://www.mozilla.org/en-US/security/advisories/mfsa2015-37/

https://www.mozilla.org/en-US/security/advisories/mfsa2015-38/

https://www.mozilla.org/en-US/security/advisories/mfsa2015-39/

https://www.mozilla.org/en-US/security/advisories/mfsa2015-40/

https://www.mozilla.org/en-US/security/advisories/mfsa2015-42/

プラグインの詳細

深刻度: High

ID: 82500

ファイル名: macosx_firefox_37.nasl

バージョン: 1.10

タイプ: local

エージェント: macosx

公開日: 2015/4/1

更新日: 2018/7/14

サポートされているセンサー: Nessus Agent, Nessus

リスク情報

VPR

リスクファクター: Medium

スコア: 6.4

CVSS v2

リスクファクター: High

基本値: 7.5

現状値: 6.5

ベクトル: CVSS2#AV:N/AC:L/Au:N/C:P/I:P/A:P

脆弱性情報

CPE: cpe:/a:mozilla:firefox

必要な KB アイテム: MacOSX/Firefox/Installed

エクスプロイトが利用可能: true

エクスプロイトの容易さ: Exploits are available

パッチ公開日: 2015/3/31

脆弱性公開日: 2014/12/9

エクスプロイト可能

Metasploit (Firefox PDF.js Privileged Javascript Injection)

参照情報

CVE: CVE-2015-0801, CVE-2015-0802, CVE-2015-0803, CVE-2015-0804, CVE-2015-0805, CVE-2015-0806, CVE-2015-0807, CVE-2015-0808, CVE-2015-0810, CVE-2015-0811, CVE-2015-0812, CVE-2015-0814, CVE-2015-0815, CVE-2015-0816

BID: 73465, 73466, 73467, 73454, 73455, 73456, 73457, 73458, 73460, 73461, 73462, 73464