Oracle Linux 6:qemu-kvm(ELSA-2015-0867)

medium Nessus プラグイン ID 82982

概要

リモート Oracle Linux ホストに、1 つ以上のセキュリティ更新がありません。

説明

Red Hat セキュリティアドバイザリ 2015:0867 から:

1 つのセキュリティ問題と 1 つのバグを修正する更新済みの qemu-kvm パッケージが、Red Hat Enterprise Linux 6 で現在利用可能です。

Red Hat 製品セキュリティは、この更新がセキュリティに及ぼす影響を重要度高として評価しています。詳細な重要度評価を示す Common Vulnerability Scoring System(CVSS)ベーススコアは「参照」セクションの CVE リンクで入手できます。

KVM(カーネルベース仮想マシン)は、AMD64 および Intel 64 システムの、Linux 向けの完全な仮想化ソリューションです。qemu-kvm パッケージは、 KVM を使用している仮想マシンを実行する場合に、ユーザー空間コンポーネントを実現します。

Cirrus blit の領域チェックが不充分であることが判明しました。権限のあるゲストユーザーが、この欠陥を利用して、ホストの QEMU プロセスアドレス空間の VRAM に割り当てられたバッファ境界の外側に、攻撃者が用意したデータを書き込む可能性があります。(CVE-2014-8106)

この問題は、Red Hat の Paolo Bonzini 氏によって発見されました。

この更新では以下のバグも修正されます。

* 以前は、ライブ移行の最終フェーズ中の有効ダウンタイムが、 vdsm.conf の「migration_downtime' 」で指定されている最長ダウンタイムより大幅に長いことがありました。この問題は修正されています。「migration_downtime」の値は現在反映されていて、ダウンタイムを達成できない場合、移行は中止されます。(BZ#1142756)

qemu-kvm のすべてのユーザーには、更新されたこれらのパッケージにアップグレードすることが推奨されます。これらのパッケージには、この問題を修正するバックポートされたパッチが収納されています。この更新をインストールした後、実行中の仮想マシンをすべてシャットダウンします。すべての仮想マシンをシャットダウンしたら、この更新を有効にするために、再起動します。

ソリューション

影響を受ける qemu-kvm パッケージを更新してください。

参考資料

https://oss.oracle.com/pipermail/el-errata/2015-April/005013.html

プラグインの詳細

深刻度: Medium

ID: 82982

ファイル名: oraclelinux_ELSA-2015-0867.nasl

バージョン: 1.8

タイプ: local

エージェント: unix

公開日: 2015/4/22

更新日: 2021/1/14

サポートされているセンサー: Frictionless Assessment Agent, Nessus Agent, Nessus

リスク情報

VPR

リスクファクター: Medium

スコア: 5.9

CVSS v2

リスクファクター: Medium

基本値: 4.6

現状値: 3.4

ベクトル: CVSS2#AV:L/AC:L/Au:N/C:P/I:P/A:P

脆弱性情報

CPE: p-cpe:/a:oracle:linux:qemu-guest-agent, p-cpe:/a:oracle:linux:qemu-img, p-cpe:/a:oracle:linux:qemu-kvm, p-cpe:/a:oracle:linux:qemu-kvm-tools, cpe:/o:oracle:linux:6

必要な KB アイテム: Host/local_checks_enabled, Host/RedHat/release, Host/RedHat/rpm-list, Host/OracleLinux

エクスプロイトの容易さ: No known exploits are available

パッチ公開日: 2015/4/22

脆弱性公開日: 2014/12/8

参照情報

CVE: CVE-2014-8106

BID: 71477

RHSA: 2015:0867