この glibc の更新では、重大な権限昇格の脆弱性、さらに以下のセキュリティ問題および非セキュリティ問題を修正します：

- bnc#892073：ヒープベースのバッファオーバーフローを引き起こす off-by-one エラーが __gconv_translit_find() で見つかりました。この問題の悪用は公開されています。
 (CVE-2014-5119)

- bnc#886416：ブロック境界での iconv の出力で、冗長なシフト文字を回避します。

- bnc#883022：sysdeps/unix/opendir.c で errcode を初期化します。

- bnc#882600：posix_spawn_file_actions_addopen でファイル名引数をコピーします。(CVE-2014-4043)

- bnc#864081：必要なときにのみ、pthread_cond_wait クリーンアップハンドラーでロックを取り扱います。

- bnc#843735：未解決の脆弱なシンボル参照でクラッシュしません。

- bnc#839870：malloc の整数オーバーフローを修正します。
 (CVE-2013-4332)

- bnc#836746：fork 中での {,__de}allocate_stack および __reclaim_stacks の間の競合を回避します。

- bnc#834594：長いファイル名の readdir_r を修正します。
 (CVE-2013-4237)

- bnc#830268：静的実行可能ファイルでもポインターガードを初期化します。(CVE-2013-4788)

- bnc#801246：正規表現マッチャーのバッファオーバーランを修正します。
 (CVE-2013-0242)

- bnc#779320：strcoll のバッファオーバーフローを修正します。
 (CVE-2012-4412)

- bnc#750741：x86 の pthread_cond_timedwait で絶対タイムアウトを使用します。

注意：Tenable Network Security は、前述の記述ブロックを SUSE セキュリティアドバイザリから直接抽出しています。Tenable では、できる限り新たな問題を持ち込まないように、自動的に整理して書式設定するようにしています。

検出

SUSE SLES11 セキュリティ更新：glibc （SUSE-SU-2014:1122-1）

high Nessus プラグイン ID 83637

変更ログが見つかりません