リモートの Windows ホストは、以下の複数の脆弱性の影響を受けます。

- バッファ要素を不適切に処理しているため、Windows のカーネルモードドライバーに、情報漏洩の脆弱性があります。ローカルの攻撃者がこの脆弱性を悪用し、特定のメモリアドレスの内容をリクエストする可能性があります。(CVE-2015-1719)

- Windows カーネルモードドライバーに、use-after-free エラーによる、権限昇格の脆弱性が存在します。リモートの攻撃者がこの脆弱性を悪用してユーザーを騙し、特別に細工されたアプリケーションを実行させて、カーネルモードで任意のコードを実行する可能性があります。(CVE-2015-1720)

- Windows カーネルモードドライバーに、NULL ポインターデリファレンスの欠陥による、権限昇格の脆弱性が存在します。リモートの攻撃者がこの脆弱性を悪用してユーザーを騙し、特別に細工されたアプリケーションを実行させて、カーネルモードで任意のコードを実行する可能性があります。(CVE-2015-1721)

- メモリのオブジェクトの不適切な処理により、複数の権限昇格の脆弱性が Windows カーネルモードドライバーに存在しています。ローカルの攻撃者がこれらの脆弱性を悪用して、特別に細工されたアプリケーションで、完全な管理者権限へ権限昇格する可能性があります。
 （CVE-2015-1722、CVE-2015-1723、CVE-2015-1724、 CVE-2015-1726）

- ユーザー指定の入力の不適切な検証により、複数の権限昇格の脆弱性が Windows カーネルモードドライバーに存在しています。ローカルの攻撃者がこれらの脆弱性を悪用して、特別に細工されたアプリケーションで、完全な管理者権限へ権限昇格する可能性があります。（CVE-2015-1725、 CVE-2015-1727）

- メモリの不適切な解放により、複数の権限昇格の脆弱性が Windows カーネルモードドライバーに存在しています。ローカルの攻撃者が、これらの脆弱性を悪用して、特別に細工されたアプリケーションによって、別のユーザーのコンテキストで任意のコードを実行する可能性があります。（CVE-2015-1725、 CVE-2015-1727）

検出

MS15-061：Windows カーネルモードドライバーの権限昇格可能な脆弱性（3057839）

high Nessus プラグイン ID 84059

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