Ubuntu 15.04:linux の脆弱性(USN-2684-1)

high Nessus プラグイン ID 84985

概要

リモート Ubuntu ホストに 1 つ以上のセキュリティ関連パッチがありません。

説明

kvm(カーネル仮想マシン)サブシステムの kvm_apic_has_events 関数で欠陥が見つかりました。権限のないローカルユーザーが、この欠陥を悪用して、サービス拒否(システムクラッシュ)を引き起こす可能性があります。(CVE-2015-4692)

Daniel Borkmann 氏は、Linux カーネルの BPF フィルター JIT 最適化のカーネルクラッシュを報告しました。ローカルの攻撃者はこの欠陥を悪用して、サービス拒否(システムクラッシュ)を引き起こすことが可能です。(CVE-2015-4700)

Linux カーネルが無効な UDP チェックサムを処理する方法で、欠陥が見つかりました。リモートの攻撃者がこの欠陥を悪用して、無効なチェックサムを持つ大量の UDP パケットで、サービス拒否を引き起こす可能性があります。
(CVE-2015-5364)

Linux カーネルが無効な UDP チェックサムを処理する方法で、欠陥が見つかりました。リモートの攻撃者が、無効なチェックサムを持つ単一のパケットを送りこんで、 epoll を使用するアプリケーションに対してサービス拒否を引き起こす可能性があります。(CVE-2015-5366)。

ソリューション

影響を受ける linux-image-3.19.0-23-generic 、 linux-image-3.19.0-23-generic-lpae、linux-image-3.19.0-23-lowlatency の全てまたはいずれかのパッケージを更新します。

参考資料

https://usn.ubuntu.com/2684-1/

プラグインの詳細

深刻度: High

ID: 84985

ファイル名: ubuntu_USN-2684-1.nasl

バージョン: 2.12

タイプ: local

エージェント: unix

公開日: 2015/7/24

更新日: 2021/1/19

サポートされているセンサー: Agentless Assessment, Frictionless Assessment Agent, Frictionless Assessment AWS, Frictionless Assessment Azure, Nessus Agent, Nessus

リスク情報

VPR

リスクファクター: Low

スコア: 3.6

CVSS v2

リスクファクター: High

基本値: 7.8

現状値: 5.8

ベクトル: CVSS2#AV:N/AC:L/Au:N/C:N/I:N/A:C

脆弱性情報

CPE: p-cpe:/a:canonical:ubuntu_linux:linux-image-3.19-generic, p-cpe:/a:canonical:ubuntu_linux:linux-image-3.19-generic-lpae, p-cpe:/a:canonical:ubuntu_linux:linux-image-3.19-lowlatency, cpe:/o:canonical:ubuntu_linux:15.04

必要な KB アイテム: Host/cpu, Host/Ubuntu, Host/Ubuntu/release, Host/Debian/dpkg-l

エクスプロイトの容易さ: No known exploits are available

パッチ公開日: 2015/7/23

脆弱性公開日: 2015/7/27

参照情報

CVE: CVE-2015-4692, CVE-2015-4700, CVE-2015-5364, CVE-2015-5366

USN: 2684-1