1 つのセキュリティ問題といくつかのバグを修正し、さまざまな拡張機能を追加する更新済み libreoffice パッケージが、 Red Hat Enterprise Linux 6 で現在利用可能です。

Red Hat 製品セキュリティは、この更新がセキュリティに及ぼす影響を重要度中として評価しています。詳細な重要度評価を示す Common Vulnerability Scoring System（CVSS）ベーススコアは「参照」セクションの CVE リンクで入手できます。

LibreOffice はオープンソースの、コミュニティ開発されたオフィス生産性パッケージです。このパッケージには、ワードプロセッサ、スプレッドシート、プレゼンテーションマネージャー、数式エディター、描画プログラムなど、主要なデスクトップアプリケーションが揃っています。LibreOffice が OpenOffice に置き換えられて、強化され、拡張された類似のオフィスパッケージが提供されています。

LibreOffice HWP（Hangul Word Processor）ファイルフィルターが特定の HWP ドキュメントを処理する方法で欠陥が見つかりました。ユーザーを騙して、特別に細工された HWP ドキュメントを開かせることができる攻撃者が、この欠陥を利用し、ドキュメントを開いているユーザーの権限で任意のコードを実行する可能性があります。(CVE-2015-1774)

libreoffice パッケージは、上流のバージョン 4.2.8.2 にアップグレードされており、以下を含めて、以前のバージョンに対する多数のバグ修正や強化を提供します：

* OpenXML 相互運用性が改良されています。

* この更新は、Calc アプリケーションに追加の統計機能を追加して、Microsoft Excel やその｢Analysis ToolPak｣アドインとの相互運用性を向上させます。

* Calc で、さまざまなパフォーマンスの改善が実行されています。

* この更新は、Appple Keynote および Abiword アプリケーションからのファイルをインポートするための新しいインポートフィルターを追加します。

* MathML マークアップ言語のためのエクスポートフィルターが改良されています。

* この更新は、最近開いたドキュメントのサムネイルを含んでいる、新しい開始画面を追加します。

* 視覚的ヒントは、スライドに移行やアニメーションがあるときのスライドソーターのウィンドウに表示されます。

* この更新は、グラフのトレンド線を改良します。

* LibreOffice は、現在 BCP 47 言語タグをサポートしています。

このリベースが提供するバグ修正および強化の完全なリストについては、参照セクションからリンクされている libreoffice の変更ログを参照してください。（BZ#1150048）

libreoffice のユーザーは、これらの更新済みパッケージにアップグレードして、これらの問題を修正し、これらの強化を追加することが推奨されます。

検出

CentOS 6：libreoffice（CESA-2015:1458）

medium Nessus プラグイン ID 85024

変更ログが見つかりません