この glibc の更新では、セキュリティおよび非セキュリティ問題が修正されます。

これらのセキュリティ問題が修正されました：

- CVE-2015-1781：resolv/nss_dns/dns-host.c のパディング後のバッファ長。（bsc#927080）

- CVE-2013-2207：pt_chown が tty ファイルの権限を適切にチェックしないため、FUSE ファイルシステムを利用することで、ローカルユーザーがそのファイルの権限を変更して、任意の擬似ターミナルへのアクセス権を取得する可能性があります。（bsc#830257）

- CVE-2014-8121：Name Service Switch（NSS）の DB_LOOKUP が、ファイルが開いているかを適切にチェックしません。このため、リモートの攻撃者が、データベース上での反復中に検索を実行することで、サービス拒否（無限ループ）を引き起こし、ファイルポインターをリセットする可能性があります。（bsc#918187）

- fnmatch のパターンの終端を超えた読み取りを修正します。（bsc#920338）

これらの非セキュリティの問題が修正されています：

- アプリケーションでのデッドロックを防止するために _IO_flush_all_lockp() のロックを修正します。（bsc#851280）

- DNS PTR クエリに対する TTL も記録します。（bsc#928723）

- ld.so の無効な解放を修正します。（bsc#932059）

- PowerPC64 がデフォルトで非実行可能スタックになるようにします。
 （bsc#933770）

- exp() およびフレンドのある一部の状況における浮動小数点の例外を修正します。（bsc#933903）

- glibc.i686 の無効な TEXTREL を修正します。（bsc#935286）

注意：Tenable Network Security は、前述の記述ブロックを SUSE セキュリティアドバイザリから直接抽出しています。Tenable では、できる限り新たな問題を持ち込まないように、自動的に整理して書式設定するようにしています。

検出

SUSE SLED11 / SLES11 セキュリティ更新： glibc （SUSE-SU-2015:1424-1）

medium Nessus プラグイン ID 85624

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