eglibc に、権限昇格やサービス拒否につながる可能性がある複数の脆弱性が発見されました。

Glibc ポインターガードの脆弱性

以前の動的ローダーの脆弱性が見つかりました。この問題は、環境の LD_POINTER_GUARD がサニタイズされないため、ローカルの攻撃者が set-user-ID および set-group-ID プログラム上でポインターガード保護を容易にバイパスできるというものです。

fnmatch のオーバーリードによる潜在的なアプリケーションクラッシュ

特定の無効な形式のパターンを処理する際、fnmatch が NULL バイトで終了するパターンをスキップする可能性があります。このため、fnmatch が NULL バイトに遭遇する前にマッピング解除されたページに遭遇した場合、アプリケーションのクラッシュを引き起こす可能性があります。

_IO_wstr_overflow の整数オーバーフロー

_IO_wstr_overflow の誤計算が、バッファオーバーフローに悪用される可能性があります。

CVE-2014-8121

2.21 より前の GNU C ライブラリ（別名 glibc または libc6）における Name Service Switch（NSS）の nss_files/files-XXX.c の DB_LOOKUP が、ファイルが開くかどうかを適切にチェックしません。このため、リモートの攻撃者が、データベース上でのデータベースの反復中に検索を実行することで、サービス拒否（無限ループ）を引き起こし、ファイルポインターをリセットする可能性があります。

旧安定版（oldstable）ディストリビューション（squeeze）では、これらの問題はバージョン 2.11.3-4+deb6u7 で修正されています。

お使いのパッケージを更新することを推奨します。

注：Tenable Network Security は、前述の記述ブロックを DLA セキュリティアドバイザリから直接抽出しています。Tenable では、できる限り新たな問題を持ち込まないように、自動的に整理して書式設定するようにしています。

検出

Debian DLA-316-1：eglibc セキュリティ更新

medium Nessus プラグイン ID 86155

変更ログが見つかりません