polkit が 0.113 リリースに更新され、セキュリティ問題とバグが修正されました。

修正されたセキュリティの課題：

- 推測可能な認証セッションクッキー値による、ローカルの権限昇格である CVE-2015-4625 を修正します。Google Project Zero の Tavis Ormandy 氏に対して、この問題を報告したことに感謝の意を表します。今後、認証エージェントは、D-Bus エージェント応答 API を直接使用する代わりに、PolkitAgentSession を使用することが推奨されます。（bsc#935119）

- ローカルの権限昇格につながる可能性がある、JavaScript インタープリター使用時の様々なメモリ破損の脆弱性である CVE-2015-3256 を修正します。
 （bsc#943816）

- ローカルの権限昇格につながる可能性がある、重複するアクション ID の処理におけるメモリ破損の脆弱性である CVE-2015-3255 を修正します。Laurent Bigonville 氏に対して、この問題を報告したことに感謝の意を表します。（bsc#939246）

- ローカルユーザーが polkitd をクラッシュさせることを可能にした、 CVE-2015-3218 を修正します。Google Project Zero の Tavis Ormandy 氏に対して、この問題を報告したことに感謝の意を表します。（bsc#933922）

その他の修正された問題：

- systemd-213 以降の場合、「active」状態は個別に追跡されるのではなく、ユーザーの全てのセッションを通じて共有されます。

- pkexec は、実行するプログラムが与えられなかった場合、デフォルトでユーザーのシェルを実行します。

- powerpc64le のシャットダウン問題を修正しました（bsc#950114）

- polkit にメモリ漏洩がありました（bsc#912889）

注意：Tenable Network Security は、前述の記述ブロックを SUSE セキュリティアドバイザリから直接抽出しています。Tenable では、できる限り新たな問題を持ち込まないように、自動的に整理して書式設定するようにしています。

検出

SUSE SLED12 / SLES12 セキュリティ更新：polkit（SUSE-SU-2015：1838-1）

medium Nessus プラグイン ID 86649

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