Oracle Linux 7:wireshark(ELSA-2015-2393)

medium Nessus プラグイン ID 87038

概要

リモート Oracle Linux ホストに、1 つ以上のセキュリティ更新がありません。

説明

Red Hat セキュリティアドバイザリ 2015:2393 から:

多数のセキュリティ問題と複数のバグを修正し、さまざまな強化を追加する、更新済み wireshark パッケージが、 Red Hat Enterprise Linux 7 で使用できるようになりました。

Red Hat 製品セキュリティは、この更新がセキュリティに及ぼす影響を重要度中として評価しています。詳細な重要度の評価を提供する Common Vulnerability Scoring System (CVSS)のベーススコアが、「参照」セクションの CVE リンクの各脆弱性に対して利用可能です。

wireshark パッケージには、コンピューターネットワークで実行されるトラフィックのキャプチャおよび閲覧に使用される、ネットワークプロトコルアナライザーが含まれています。

Wireshark にいくつかのサービス拒否の欠陥が見つかりました。Wireshark がネットワークから正しくない形式のパケットを読み込んだり、悪意のあるダンプファイルを開いたりすると、Wireshark がクラッシュしたり応答を停止する場合があります。(CVE-2015-2188、CVE-2015-2189、CVE-2015-2191、CVE-2015-3810、CVE-2015-3811、CVE-2015-3812、CVE-2015-3813、CVE-2014-8710、CVE-2014-8711、CVE-2014-8712、CVE-2014-8713、CVE-2014-8714、CVE-2015-0562、CVE-2015-0563、CVE-2015-0564、CVE-2015-3182、CVE-2015-6243、CVE-2015-6244、CVE-2015-6245、CVE-2015-6246、 CVE-2015-6248)

CVE-2015-3182 の問題は、Red Hat の Martin Žember 氏により発見されました。

wireshark パッケージが Upstream バージョン 1.10.14 にアップグレードされ、以前のバージョンに対する多くのバグ修正と強化が提供されます。(BZ#1238676)

この更新では以下のバグも修正されます。

* この更新前は、インターフェイス上でパケットをキャプチャするために tshark ユーティリティを使用する際、「-F」オプションを使用して指定されていても、tshark は pcap 形式での出力ファイルの生成に失敗していました。このバグは修正され、「-F」オプションは優先されるようになり、結果が想定通り pcap 形式で保存されるようになりました。(BZ#1227199)

また、この更新は以下の拡張機能も追加します:

* 以前、wireshark にはマイクロ秒のみが pcapng 形式で含まれていました。この更新により、wireshark はナノ秒のタイムスタンプ精度をサポートし、より正確なタイムススタンプを可能にしました。(BZ#1213339)

wireshark の全ユーザーは、これらの更新済みパッケージにアップグレードし、これらの問題を修正し、これらの拡張機能を追加することが推奨されます。この更新を有効にするには、 Wireshark の実行中のインスタンスすべてを、再起動する必要があります。

ソリューション

影響を受ける wireshark パッケージを更新してください。

参考資料

https://oss.oracle.com/pipermail/el-errata/2015-November/005575.html

プラグインの詳細

深刻度: Medium

ID: 87038

ファイル名: oraclelinux_ELSA-2015-2393.nasl

バージョン: 1.12

タイプ: local

エージェント: unix

公開日: 2015/11/24

更新日: 2021/1/14

サポートされているセンサー: Frictionless Assessment Agent, Nessus Agent, Nessus

リスク情報

VPR

リスクファクター: Low

スコア: 3.7

CVSS v2

リスクファクター: High

Base Score: 7.8

Temporal Score: 5.8

ベクトル: CVSS2#AV:N/AC:L/Au:N/C:N/I:N/A:C

CVSS v3

リスクファクター: Medium

Base Score: 5.5

Temporal Score: 4.8

ベクトル: CVSS:3.0/AV:L/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:N/I:N/A:H

現状ベクトル: CVSS:3.0/E:U/RL:O/RC:C

脆弱性情報

CPE: p-cpe:/a:oracle:linux:wireshark, p-cpe:/a:oracle:linux:wireshark-devel, p-cpe:/a:oracle:linux:wireshark-gnome, cpe:/o:oracle:linux:7

必要な KB アイテム: Host/local_checks_enabled, Host/RedHat/release, Host/RedHat/rpm-list, Host/OracleLinux

エクスプロイトの容易さ: No known exploits are available

パッチ公開日: 2015/11/23

脆弱性公開日: 2014/11/22

参照情報

CVE: CVE-2014-8710, CVE-2014-8711, CVE-2014-8712, CVE-2014-8713, CVE-2014-8714, CVE-2015-0562, CVE-2015-0563, CVE-2015-0564, CVE-2015-2188, CVE-2015-2189, CVE-2015-2191, CVE-2015-3182, CVE-2015-3810, CVE-2015-3811, CVE-2015-3812, CVE-2015-3813, CVE-2015-6243, CVE-2015-6244, CVE-2015-6245, CVE-2015-6246, CVE-2015-6248

RHSA: 2015:2393