CentOS 7:libssh2(CESA-2015:2140)

medium Nessus プラグイン ID 87133

概要

リモート CentOS ホストに1つ以上のセキュリティ更新がありません。

説明

1 つのセキュリティ問題と 2 つのバグを修正する、更新済み libssh2 パッケージが、 Red Hat Enterprise Linux 7 で使用できるようになりました。

Red Hat 製品セキュリティは、この更新がセキュリティに及ぼす影響を重要度低として評価しています。詳細な重要度評価を示す Common Vulnerability Scoring System(CVSS)ベーススコアは「参照」セクションの CVE リンクで入手できます。

libssh2 パッケージは SSH2 プロトコルを実装するライブラリを提供します。

libssh2 の kex_agree_methods() 関数が新しい SSH セッションをネゴシエートするときのキー交換の方法で、欠陥が見つかりました。中間者攻撃者が細工された SSH_MSG_KEXINIT パケットを利用し、libssh2 クライアントへの接続をクラッシュさせるおそれがあります。(CVE-2015-1782)

この更新は以下のバグも修正します:

* 以前は、libssh2 は SSH チャネルからの読み取りの際に、受信ウィンドウのサイズを正しく調整していませんでした。これにより、セキュアコピープロトコル(SCP)を用いたダウンロードで過剰な量のメモリが消費されるおそれがありました。受信ウィンドウのサイズの処理を改善するために、libssh2 ソースコードへ一連の上流パッチが適用されました。現在、SCP ダウンロードは期待通りに機能します。(BZ#1080459)

* この更新の前は、libssh2 は SSH エージェントファイル記述子を持つ内部変数を正しく初期化しておらず、これによりエージェントデストラクタが誤って標準入力ファイル記述子を閉じていました。内部変数を正しく初期化するために、libssh2 ソースに上流パッチが適用されました。現在、libssh2 は所有するファイル記述子のみを閉じるようになっています。(BZ#1147717)

libssh2 の全ユーザーは、バックポートされたパッチが含まれるこれらの更新済みパッケージへアップグレードし、これらの問題を修正することが推奨されます。これらの更新済みパッケージのインストール後、libssh2 を使用している実行中のアプリケーションをすべて再起動し、更新を反映させる必要があります。

ソリューション

影響を受ける libssh2 パッケージを更新してください。

参考資料

http://www.nessus.org/u?e93b5efa

プラグインの詳細

深刻度: Medium

ID: 87133

ファイル名: centos_RHSA-2015-2140.nasl

バージョン: 2.7

タイプ: local

エージェント: unix

公開日: 2015/12/2

更新日: 2021/1/4

サポートされているセンサー: Frictionless Assessment AWS, Frictionless Assessment Azure, Frictionless Assessment Agent, Agentless Assessment, Nessus

リスク情報

VPR

リスクファクター: Medium

スコア: 5.8

CVSS v2

リスクファクター: Medium

基本値: 6.8

現状値: 5

ベクトル: CVSS2#AV:N/AC:M/Au:N/C:P/I:P/A:P

CVSS スコアのソース: CVE-2015-1782

脆弱性情報

CPE: p-cpe:/a:centos:centos:libssh2, p-cpe:/a:centos:centos:libssh2-devel, p-cpe:/a:centos:centos:libssh2-docs, cpe:/o:centos:centos:7

必要な KB アイテム: Host/local_checks_enabled, Host/CentOS/release, Host/CentOS/rpm-list

エクスプロイトの容易さ: No known exploits are available

パッチ公開日: 2015/11/30

脆弱性公開日: 2015/3/13

参照情報

CVE: CVE-2015-1782

RHSA: 2015:2140