Scientific Linux セキュリティ更新:SL7.x x86_64 の grep

low Nessus プラグイン ID 87557

概要

リモート Scientific Linux ホストに 1 つ以上のセキュリティ更新がありません。

説明

grep が特定のパターンやテキストの組み合わせを処理する方法で、ヒープベースのバッファオーバーフロー欠陥が見つかりました。ユーザーを騙して、特別に細工された入力で grep を実行させることができる攻撃者が、この欠陥を利用して grep をクラッシュさせたり、初期化されていないメモリから読み取ったりすることができます。
(CVE-2015-1345)

この更新は以下のバグも修正します:

- この更新の前は、\w や \W の記号が、 [:alnum:] 文字クラスと一貫性がなく一致していました。
その結果、「\w」および「\W」とともに正規表現を使用すると、不正確な結果を引き起こすおそれがあります。この更新により、「\w」は [_[:alnum:]] 文字に一貫して一致し、「\W」は [^_[:alnum:]] 文字に一貫して一致します。

- 以前は、(grep で「-P」パラメーターにより選択される)Perl 互換の正規表現(PCRE)の Matcher は、UTF-8 ロケールで非 UTF-8 テキストの一致を行う際に正しく動作しませんでした。その結果、無効な UTF-8 バイトシーケンスの文字に関するエラーメッセージが返されていました。このバグを修正するために、上流からのパッチが grep ユーティリティに適用されています。結果として、PCRE は、エラーメッセージを返さずに非 UTF-8 文字を一致しないテキストとしてスキップするようになりました。

ソリューション

影響を受ける grep および/または grep-debuginfo パッケージを更新してください。

参考資料

http://www.nessus.org/u?4de61062

プラグインの詳細

深刻度: Low

ID: 87557

ファイル名: sl_20151119_grep_on_SL7_x.nasl

バージョン: 2.4

タイプ: local

エージェント: unix

公開日: 2015/12/22

更新日: 2021/1/14

サポートされているセンサー: Nessus Agent, Nessus

リスク情報

VPR

リスクファクター: Medium

スコア: 4.4

CVSS v2

リスクファクター: Low

基本値: 2.1

ベクトル: CVSS2#AV:L/AC:L/Au:N/C:N/I:N/A:P

脆弱性情報

CPE: p-cpe:/a:fermilab:scientific_linux:grep, p-cpe:/a:fermilab:scientific_linux:grep-debuginfo, x-cpe:/o:fermilab:scientific_linux

必要な KB アイテム: Host/local_checks_enabled, Host/RedHat/release, Host/RedHat/rpm-list, Host/cpu

パッチ公開日: 2015/11/19

脆弱性公開日: 2015/2/12

参照情報

CVE: CVE-2015-1345