1 つのセキュリティ問題と 1 つのバグを修正する更新済みの samba パッケージが、Red Hat Enterprise Linux 6 / 7 用の Red Hat Gluster Storage 3.1 で現在利用可能です。

Red Hat 製品セキュリティは、この更新がセキュリティに及ぼす影響を重要度中として評価しています。詳細な重要度評価を示す Common Vulnerability Scoring System（CVSS）ベーススコアは「参照」セクションの CVE リンクで入手できます。

Samba は Server Message Block （SMB）プロトコルまたは Common Internet File System（CIFS）プロトコルのオープンソース実装であり、これを使用すると PC 互換機がファイル、プリンター、その他の情報を共有できるようになります。

Samba がシンボリックリンクで ACL を処理する方法で、欠陥が見つかりました。認証されたユーザーはこの欠陥を利用して、その ACL を上書きすることで、任意のファイルまたはディレクトリにアクセスする可能性があります。（CVE-2015-7560）

Red Hat は、この問題を報告してくれた Samba プロジェクトに感謝の意を表します。Upstream は、Jeremy Allison 氏（Google）と Samba チームを最初の報告者として認めます。

この更新では以下のバグも修正されます。

* 高負荷の下、vfs_glusterfs AIO コードが use-after-free エラーになり、クラッシュが発生します。この更新では影響を受けるコードが修正され、クラッシュは今後発生しません。（BZ #1315736）

samba の全ユーザーは、バックポートされたパッチが含まれるこれらの更新済みパッケージへアップグレードし、これらの問題を修正することが推奨されます。この更新をインストールすると、smb サービスが自動的に再起動されます。

検出

RHEL 7：Storage Server（RHSA-2016:0447）

medium Nessus プラグイン ID 89983

バージョン 2.12