GNU Compiler Collection が、複数の修正および強化を提供するバージョン 5.3.1 に更新されました。

以下のセキュリティ問題が修正されています。

- 乱数の推測につながる可能性がある C++11 std::random_device の短い読み取りの問題を修正します。（CVE-2015-5276、bsc#945842）

以下のセキュリティ問題に関連しないバグが修正されています：

- スタックが正しく整列されていない場合に TARGET_64BIT_MS_ABI に対するフレームポインターを有効にします。Wine を構築する際の内部コンパイラエラーを修正します。（bsc#966220）

- Docker の新しいバージョンのコンパイルを破損させた gcc-go における PowerPC の特定の問題を修正します。（bsc#964468）

- PowerPC 上の HTM ビルトインを修正します。（bsc#955382）

- libgo 証明書検索を修正します。（bsc#953831）

- 廃止された仮想メソッドのインライン定義に対する deprecated-declarations 警告を停止します。（bsc#939460）

- SLE11 上で「--with-tune=z9-109 --with-arch=z900」によって s390[x] を再構築します。（bsc#954002）

- aarch64 での偶発的な ABI 破損を戻します。
 （bsc#968771）

- x86_64 上で、-march=i586 ではなく -march=x86-64 に対して
デフォルトの 32 ビットコード生成を設定します。

- 実験的なファイルシステム TS ライブラリを追加します。

注意：Tenable Network Security は、前述の記述ブロックを SUSE セキュリティアドバイザリから直接抽出しています。Tenable では、できる限り新たな問題を持ち込まないように、自動的に整理して書式設定するようにしています。

検出

SUSE SLED12 / SLES12 セキュリティ更新： gcc5 （SUSE-SU-2016:0963-1）

medium Nessus プラグイン ID 90420

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