MS16-083:Adobe Flash Player 用のセキュリティ更新(3167685)

critical Nessus プラグイン ID 91672

概要

リモート Windows ホストには、複数の脆弱性による影響を受けるブラウザプラグインがインストールされています。

説明

リモートの Windows ホストに、KB3167685 がありません。したがって、以下の複数の脆弱性による影響を受けます:

- 複数のメモリ破損の問題が存在するため、認証されていないリモートの攻撃者が、サービス拒否状態を引き起こしたり、任意のコードを実行したりすることが可能です。
(CVE-2016-4122、CVE-2016-4123、CVE-2016-4124、 CVE-2016-4125、CVE-2016-4127、CVE-2016-4128、 CVE-2016-4129、CVE-2016-4130、CVE-2016-4131、 CVE-2016-4132、CVE-2016-4133、CVE-2016-4134、 CVE-2016-4137、CVE-2016-4141、CVE-2016-4150、 CVE-2016-4151、CVE-2016-4152、CVE-2016-4153、 CVE-2016-4154、CVE-2016-4155、CVE-2016-4156、 CVE-2016-4166、CVE-2016-4171)

- ユーザー指定入力の不適切な検証により、複数のヒープバッファオーバーフロー状態が存在します。認証されていないリモートの攻撃者が、これらを悪用して、任意のコードを実行する可能性があります。(CVE-2016-4135、CVE-2016-4136、 CVE-2016-4138)。

- 詳細不明な脆弱性が存在するため、認証されていないリモートの攻撃者が同一生成元ポリシーをバイパスし、機密情報を漏洩する可能性があります。(CVE-2016-4139)

- 信頼できない、またはユーザーのコントロール下にない可能性があるディレクトリを含む検索パスを利用することにより、特定の動的リンクライブラリのロード時に詳細不明な欠陥が存在します。認証されていないリモートの攻撃者がこれを悪用して、特別に細工されたライブラリをパスに挿入することで、ユーザーのコンテキストで任意のコードを実行する可能性があります。(CVE-2016-4140)

- 複数の use-after-free エラーが存在するため、認証されていないリモートの攻撃者がすでに解放されたメモリを逆参照し、任意のコードを実行することが可能です。(CVE-2016-4142、 CVE-2016-4143、CVE-2016-4145、CVE-2016-4146、 CVE-2016-4147、CVE-2016-4148)

- 複数の型の取り違え(Type Confusion)エラーが存在するため、認証されていないリモートの攻撃者が任意のコードを実行することが可能です。(CVE-2016-4144、CVE-2016-4149)

ソリューション

Microsoft は、Windows 2012、8.1、RT 8.1、2012 R2、10 用の一連のパッチをリリースしました。

参考資料

https://docs.microsoft.com/en-us/security-updates/SecurityBulletins/2016/ms16-083

https://helpx.adobe.com/security/products/flash-player/apsb16-18.html

プラグインの詳細

深刻度: Critical

ID: 91672

ファイル名: smb_nt_ms16-083.nasl

バージョン: 1.19

タイプ: local

エージェント: windows

公開日: 2016/6/17

更新日: 2022/3/28

サポートされているセンサー: Nessus

リスク情報

VPR

リスクファクター: High

スコア: 8.9

CVSS v2

リスクファクター: Critical

基本値: 10

現状値: 8.7

ベクトル: CVSS2#AV:N/AC:L/Au:N/C:C/I:C/A:C

CVSS スコアのソース: CVE-2016-4171

CVSS v3

リスクファクター: Critical

基本値: 9.8

現状値: 9.4

ベクトル: CVSS:3.0/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H

現状ベクトル: CVSS:3.0/E:H/RL:O/RC:C

脆弱性情報

CPE: cpe:/a:adobe:flash_player

必要な KB アイテム: SMB/MS_Bulletin_Checks/Possible

エクスプロイトが利用可能: true

エクスプロイトの容易さ: Exploits are available

パッチ公開日: 2016/6/16

脆弱性公開日: 2016/6/14

CISA の既知の悪用された脆弱性の期限日: 2022/4/15

参照情報

CVE: CVE-2016-4122, CVE-2016-4123, CVE-2016-4124, CVE-2016-4125, CVE-2016-4127, CVE-2016-4128, CVE-2016-4129, CVE-2016-4130, CVE-2016-4131, CVE-2016-4132, CVE-2016-4133, CVE-2016-4134, CVE-2016-4135, CVE-2016-4136, CVE-2016-4137, CVE-2016-4138, CVE-2016-4139, CVE-2016-4140, CVE-2016-4141, CVE-2016-4142, CVE-2016-4143, CVE-2016-4144, CVE-2016-4145, CVE-2016-4146, CVE-2016-4147, CVE-2016-4148, CVE-2016-4149, CVE-2016-4150, CVE-2016-4151, CVE-2016-4152, CVE-2016-4153, CVE-2016-4154, CVE-2016-4155, CVE-2016-4156, CVE-2016-4166, CVE-2016-4171

BID: 91184, 91249, 91250, 91251, 91253, 91255, 91256

CERT: 748992

MSFT: MS16-083

MSKB: 3167685