カーネル用の更新が、Red Hat Enterprise Linux 6.6 Extended Update Support で現在利用可能です。

Red Hat 製品セキュリティは、この更新がセキュリティに及ぼす影響を重要度高として評価しています。詳細な重要度評価を示す Common Vulnerability Scoring System（CVSS）ベーススコアは、「参照」セクションで CVE リンクから脆弱性ごとに入手できます。

カーネルパッケージには Linux オペレーティングシステムのコアである Linux カーネルが含まれています。

セキュリティ修正：

* Linux カーネルの Infiniband サブシステムの特定のインターフェイスが、双方向の ioctl() の置き換えとして write() を使用している方法で、欠陥が見つかりました。これにより、splice() システムコールを使用して起動する際に、メモリのセキュリティチェックが不十分になる可能性があります。Infiniband ハードウェアが存在するシステムか、または RDMA Userspace Connection Manager Access モジュールが確実にロードされているシステムで、ローカルの権限のないユーザーはこの欠陥を利用して、システムで自分の権限を昇格させる可能性があります。
（CVE-2016-4565、重要度高）

Red Hat は、この問題を報告してくれた Jann Horn 氏に感謝の意を表します。

バグ修正：

* カーネルをアップグレードした後、スケジューラの修正により、CPU の負荷平均が以前のカーネルバージョンと比べて上昇しました。
提供されているパッチセットにより、負荷平均の計算アルゴリズムを以前のシステムバージョンの状態に戻すことで、システム負荷が同じでも、より低い値に抑えることができます。（BZ#1343013）

検出

RHEL 6：カーネル（RHSA-2016:1640）

high Nessus プラグイン ID 93070

変更ログが見つかりません