Scientific Linux セキュリティ更新:SL6.x i386/x86_64 の libarchive

high Nessus プラグイン ID 93453

概要

リモート Scientific Linux ホストに 1 つ以上のセキュリティ更新がありません。

説明

セキュリティ修正:

- libarchive がゼロではないサイズのハードリンクアーカイブエントリを処理する方法で、欠陥が見つかりました。libarchive のファイルシステムサンドボックスでの欠陥と相まって、この問題により、libarchive を使用しているアプリケーションは、アーカイブからの任意のデータで任意のファイルを上書きする可能があります。
(CVE-2016-5418)

- libarchive で複数の領域外の読み取りの欠陥が見つかりました。特別に細工された AR または MTREE ファイルにより、アプリケーションが領域外のデータを読み取り、小量のアプリケーションメモリが漏洩するか、アプリケーションがクラッシュする可能性があります。(CVE-2015-8920、CVE-2015-8921)

- libarchive による GZIP ストリーム処理に、サービス拒否の脆弱性が見つかりました。細工された GZIP ファイルにより、libarchive が過剰な量のメモリを割り当てて、クラッシュを引き起こす可能性があります。
(CVE-2016-7166)

- libarchive でサービス拒否の脆弱性が見つかりました。巨大なターゲットパスへのシンボリック リンクを含む特別に細工された CPIO アーカイブにより、メモリ割り当てが失敗するため、libarchive を使用しているアプリケーションは、そのようなアーカイブを表示または展開しようとすると、クラッシュする可能性があります。(CVE-2016-4809)

- libarchive で、算術オーバーフローによる複数の定義されていない動作のインスタンスが見つかりました。特別に細工された Compress ストリームまたは ISO9660 ボリュームにより、アプリケーションがアーカイブの読み取りに失敗するか、クラッシュする可能性があります。(CVE-2015-8932、CVE-2016-5844)

ソリューション

影響を受けた libarchive、libarchive-debuginfo および/または libarchive-devel パッケージを更新してください。

参考資料

http://www.nessus.org/u?cdda48d4

プラグインの詳細

深刻度: High

ID: 93453

ファイル名: sl_20160912_libarchive_on_SL6_x.nasl

バージョン: 2.6

タイプ: local

エージェント: unix

公開日: 2016/9/13

更新日: 2021/1/14

サポートされているセンサー: Nessus Agent, Nessus

リスク情報

VPR

リスクファクター: Medium

スコア: 4.4

CVSS v2

リスクファクター: Medium

基本値: 5

ベクトル: CVSS2#AV:N/AC:L/Au:N/C:N/I:N/A:P

CVSS v3

リスクファクター: High

基本値: 7.5

ベクトル: CVSS:3.0/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:N/I:N/A:H

脆弱性情報

CPE: p-cpe:/a:fermilab:scientific_linux:libarchive, p-cpe:/a:fermilab:scientific_linux:libarchive-debuginfo, p-cpe:/a:fermilab:scientific_linux:libarchive-devel, x-cpe:/o:fermilab:scientific_linux

必要な KB アイテム: Host/local_checks_enabled, Host/RedHat/release, Host/RedHat/rpm-list, Host/cpu

パッチ公開日: 2016/9/12

脆弱性公開日: 2016/9/20

参照情報

CVE: CVE-2015-8920, CVE-2015-8921, CVE-2015-8932, CVE-2016-4809, CVE-2016-5418, CVE-2016-5844, CVE-2016-7166