Scheme プログラミング言語の実装である GNU Guile に複数の脆弱性が発見されました。Common Vulnerabilities and Exposures プロジェクトでは、次の問題を特定しています。CVE-2016-8605 : GNU Guile の mkdir プロシージャは、プロセスの umask を一時的にゼロに変更しました。その時間枠中に、マルチスレッドアプリケーションの他のスレッドで、安全ではないアクセス許可を持つファイルが作成される可能性があります。CVE-2016-8606 : GNU Guile は、開発者がライブコーディングとデバッグのために接続できるコマンドプロンプトである「REPL サーバー」を提供します。REPL サーバーは、「--listen」コマンドラインオプションまたは同等の API で開始されます。REPL サーバーは HTTP プロトコル間攻撃に対して脆弱であると報告されました。これは、ループバックデバイスまたはプライベートネットワークでリッスンする REPL サーバーを実行している開発者にとって、リモートコード実行の脆弱性となります。通常、REPL サーバーを実行しないアプリケーションは影響を受けません。Debian 7 'Wheezy' では、これらの問題はバージョン 2.0.5+1-3+deb7u1 で修正されています。guile-2.0 パッケージをアップグレードすることを推奨します。注 : Tenable Network Security は、前述の記述ブロックを DLA セキュリティアドバイザリから直接抽出しています。Tenableでは、新たな問題を持ち込まずに、できる限り自動的に整理して書式設定するようにしています。

検出

Debian DLA-666-1 : guile-2.0 セキュリティ更新

critical Nessus プラグイン ID 94114

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