ナビゲーションの開始後にロードされたリソースのURLがResource Timing APIを通じて次のページに漏えいする可能性があることをCatalin Dumitru氏が発見しました。ユーザーが誘導されて特別に細工された Web サイトを参照コンテキストで開くと、攻撃者がこれを悪用し、秘密情報を入手する可能性があります。(CVE-2016-5250)

Thunderbird にメモリの安全性問題が複数存在することを Christoph Diehl 氏、Andrew McCreight 氏、Dan Minor 氏、Byron Campen 氏、Jon Coppeard 氏、Steve Fink 氏、Tyson Smith 氏、Carsten Book 氏が発見しました。ユーザーが誘導されて特別に細工されたメッセージを開くと、攻撃者がこれらの脆弱性を悪用してアプリケーションをクラッシュさせてサービス拒否を引き起こしたり、任意のコードを実行したりする可能性があります。(CVE-2016-5257) 

Unicode文字でテキスト変換中にヒープバッファオーバーフローが発生することをAtte Kettunen氏が発見しました。ユーザーが誘導されて特別に細工されたメッセージを開くと、攻撃者がこれを悪用してアプリケーションをクラッシュさせ、サービス拒否を引き起こしたり、任意のコードを実行したりする可能性があります。(CVE-2016-5270)

一部の状況で、入力要素のあるレイアウトを処理するときに不正なキャストが行われることをAbhishek Arya氏が発見しました。ユーザーが誘導され、特別に細工された Web サイトを参照コンテキストで開くと、攻撃者がこれを悪用し、アプリケーションをクラッシュさせてサービス拒否を引き起こしたり、任意のコードを実行したりする可能性があります。(CVE-2016-5272)

スタイルの変更中、Web アニメーションでメモリ解放後使用 (use-after-free) が発生することがわかりました。ユーザーが誘導され、特別に細工されたWebサイトを参照コンテキストで開くと、攻撃者がこれを悪用し、アプリケーションをクラッシュさせてサービス拒否を引き起こしたり、任意のコードを実行したりする可能性があります。
(CVE-2016-5274)

アクセシビリティにメモリ解放後使用 (use-after-free) が発見されました。ユーザーが誘導され、特別に細工されたWebサイトを参照コンテキストで開くと、攻撃者がこれを悪用し、アプリケーションをクラッシュさせてサービス拒否を引き起こしたり、任意のコードを実行したりする可能性があります。
(CVE-2016-5276)

タイムラインを破棄すると、Webアニメーションでメモリ解放後使用 (use-after-free) が発生することがわかりました。ユーザーが誘導され、特別に細工された Web サイトを参照コンテキストで開くと、攻撃者がこれを悪用し、アプリケーションをクラッシュさせてサービス拒否を引き起こしたり、任意のコードを実行したりする可能性があります。(CVE-2016-5277)

特定の状況で、画像フレームを画像にエンコードするときにバッファオーバーフローが発生することがわかりましたユーザーが誘導されて特別に細工されたメッセージを開くと、攻撃者がこれを悪用してアプリケーションをクラッシュさせ、サービス拒否を引き起こしたり、任意のコードを実行したりする可能性があります。(CVE-2016-5278)

テキストの方向を変更するときにメモリ解放後使用 (use-after-free) が発生することをMei Wang氏が発見しました。ユーザーが誘導され、特別に細工されたWebサイトを参照コンテキストで開くと、攻撃者がこれを悪用し、アプリケーションをクラッシュさせてサービス拒否を引き起こしたり、任意のコードを実行したりする可能性があります。
(CVE-2016-5280)

特定の状況で、SVG コンテンツを操作するときにメモリ解放後使用 (メモリ解放後使用 (use-after-free)) が発生することを Brian Carpenter 氏が発見しました。ユーザーが誘導され、特別に細工された Web サイトを参照コンテキストで開くと、攻撃者がこれを悪用し、アプリケーションをクラッシュさせてサービス拒否を引き起こしたり、任意のコードを実行したりする可能性があります。(CVE-2016-5281)

事前ロードされた公開鍵Pinning (HPKP) で問題が発見されました。
中間者攻撃を仕掛ける攻撃者が Mozilla サイトの不正な証明書を取得できた場合、これを悪用し、悪意のあるアドオンアップデートを提供する可能性があります。(CVE-2016-5284)。

注意: Tenable Network Security は、前述の説明ブロックを Ubuntu セキュリティアドバイザリからすでに直接抽出しています。Tenable では、新たな問題を持ち込まずに、できる限り自動的に整理して書式設定するようにしています。

検出

Ubuntu 14.04LTS/16.04 LTS：Thunderbird の脆弱性 (USN-3112-1)

critical Nessus プラグイン ID 94352

バージョン 2.9