GLSA-201612-02:DavFS2:ローカル権限昇格

high Nessus プラグイン ID 95517

概要

リモートのGentooホストに1つ以上のセキュリティ関連のパッチがありません。

説明

リモートホストは、GLSA-201612-02(DavFS2:ローカル権限昇格)に記載されている脆弱性に影響されています。DavFS2はsetuid rootとして“/usr/sbin/mount.davfs”をインストールします。このユーティリティは“system()”を使用して“/sbin/modprobe”を呼び出します。“modprobe”への呼び出し自体は操作できませんが、ローカル認証ユーザーは、ユーザー制御パスを渡すように “MODPROBE_OPTIONS”環境変数を設定でき、これによって任意のカーネルモジュールのロードが可能になります。影響:ローカルユーザーがroot権限を取得する可能性があります。回避策:システム管理者は、ローカルユーザーがユーティリティを呼び出す前に、"mount.davfs"ユーティリティがロードしようとするすべてのモジュールがシステム起動時にロードされることを確認する必要があります。Linuxカーネルモジュール署名機能を有効にすることで、追加の防御手段を実装できます。これは、任意のモジュールがロードされるのを防ぐのに役立ちます。

ソリューション

DavFS2の全ユーザーは、最新バージョンにアップグレードする必要があります:# emerge --sync # emerge --ask --oneshot --verbose '>=net-fs/davfs2-1.5.2'

参考資料

https://security.gentoo.org/glsa/201612-02

プラグインの詳細

深刻度: High

ID: 95517

ファイル名: gentoo_GLSA-201612-02.nasl

バージョン: 3.3

タイプ: local

公開日: 2016/12/5

更新日: 2021/1/11

サポートされているセンサー: Nessus

リスク情報

VPR

リスクファクター: Medium

スコア: 6.7

CVSS v2

リスクファクター: High

基本値: 7.2

現状値: 5.6

ベクトル: CVSS2#AV:L/AC:L/Au:N/C:C/I:C/A:C

脆弱性情報

CPE: p-cpe:/a:gentoo:linux:davfs2, cpe:/o:gentoo:linux

必要な KB アイテム: Host/local_checks_enabled, Host/Gentoo/release, Host/Gentoo/qpkg-list

エクスプロイトが利用可能: true

エクスプロイトの容易さ: Exploits are available

パッチ公開日: 2016/12/2

参照情報

CVE: CVE-2013-4362

GLSA: 201612-02