WebKit ブラウザおよび JavaScript エンジンに多数のセキュリティ問題があることが発見されています。ユーザーがだまされて悪意のある Webサイトを閲覧した場合、リモートの攻撃者は Web ブラウザのセキュリティに関連する多様な問題を利用して、クロスサイトスクリプティング攻撃、サービス拒否攻撃、および任意のコードの実行などを行う恐れがあります。

モバイルデバイスは、5.1.1 より前のバージョンの iOS を実行しています。バージョン 5.1.1 には、次の脆弱性に対する数々のセキュリティ関連の修正が含まれています：

  - 攻撃者が WebKit の脆弱性を利用して、クロスサイトスクリプティング攻撃を行い、クッキー、ユーザー情報、パスワードのようなデータを漏洩する可能性があります。
    （CVE-2011-3046、CVE-2011-3056）

  - WebKit のリモートコード実行の脆弱性により、悪意のあるサイトがホスト iOS デバイスでコードを実行できます。これにより、電話の重要なデータに対するアクセスが攻撃者に与えられる可能性があります（CVE-2012-0672）。

  - Safari の脆弱性により、悪意のあるサイトがブラウザのアドレスバーのアドレスを偽装する可能性があります。
    攻撃者はこの攻撃を行うことで、ユーザーの通知機能なしで、悪意のあるサイトに被害者をリダイレクトできます。
    （CVE-2012-0674）

リモート Windows ホストの Apple iTunes バージョンは 10.6.3 より前のバージョンです。したがって、次の脆弱性の影響を受けます：

- メモリ破損の脆弱性が WebKit コンポーネントに存在します。リモートの攻撃者が、特別に細工された Web サイトを使用して、この欠陥を悪用し、サービス拒否を引き起こしたり、任意のコードを実行したりする可能性があります。注意：この脆弱性は Mac OS X システムでは、Safari への更新で対応されているので、リモートホストに影響を及ぼさない場合があります。（CVE-2012-0672）

- 「m3u」プレイリストファイル操作に、スタックおよびヒープベースのバッファオーバーフローエラーが存在ます。攻撃者がこれらを悪用して、サービス拒否を引き起こしたり、任意のコードを実行したりする可能性があります。（CVE-2012-0677）

Linux/Unix ホストには、ベンダーが提供するパッチが利用できない脆弱性の影響を受ける複数のパッケージがインストールされています。

  - 5.1.1 より前の Apple iOS の WebKit により、リモートの攻撃者が、細工された Web サイトを介して任意のコードを実行することや、サービス拒否メモリ破損およびアプリケーションクラッシュを引き起こす可能性があります。CVE-2012-0672

Nessus は、ベンダーによって報告されたパッケージの存在に依存していることに注意してください。

リモートホストにインストールされているバージョンの Safari は、報告されているところによると、次の問題による影響を受けます。

  - 特定されていない 2 つのエラーが存在するため、悪意のあるサイトは、クロスサイトスクリプティング攻撃を仕掛けることができます。
    (CVE-2011-3046, CVE-2011-3056)

  - An unspecified memory corruption error exists that can allow malicious sites to crash the application or potentially execute arbitrary code. (CVE-2012-0672)

  - A state-tracking issue exists that can allow malicious sites to populate HTML form values of other sites with arbitrary data. (CVE-2012-0676)

リモート Windows ホストにインストールされている Apple iTunes が 10.6.3 より前のバージョンであり、そのために以下の問題の影響を受けます。

  - A memory corruption issue exists in WebKit that can allow malicious websites to crash the application and possibly to execute arbitrary code. (CVE-2012-0672)

  - 「m3u」プレイリストファイルの処理に関連する、スタックおよびヒープベースのバッファオーバーフローエラー。These errors can cause the application to crash or possibly allow arbitrary code execution. (CVE-2012-0677)

リモート Mac OS X ホストにインストールされている Apple Safari のバージョンが 5.1.7. 以前です。このため、いくつかの脆弱性の影響を受ける可能性があります：

- 特定されていない 2 つのエラーが存在するため、悪意のあるサイトは、クロスサイトスクリプティング攻撃を仕掛けることができます。
 （CVE-2011-3046、CVE-2011-3056）

- 詳細不明のメモリ破損エラーが存在し、これによって悪意のあるサイトが、アプリケーションをクラッシュさせたり、任意のコードを実行したりする可能性があります。（CVE-2012-0672）

- 状態追跡の問題が存在するため、悪意のあるサイトは、他のサイトの HTML フォーム値を任意のデータで事前設定することができます。（CVE-2012-0676）

ID	名前	製品	ファミリー	公開日	更新日	深刻度
61458	Ubuntu 12.04 LTS：webkit の脆弱性（USN-1524-1）	Nessus	Ubuntu Local Security Checks	2012/8/9	2019/9/19	critical
60027	Apple iOS < 5.1.1の複数の脆弱性	Nessus	Mobile Devices	2012/2/14	2025/11/3	critical
59498	Apple iTunes < 10.6.3 複数の脆弱性（uncredentialed check）	Nessus	Peer-To-Peer File Sharing	2012/6/14	2018/7/12	high
263760	Linux Distros のパッチ未適用の脆弱性: CVE-2012-0672	Nessus	Misc.	2025/9/10	2025/9/10	high
59069	Safari < 5.1.7 の複数の脆弱性	Nessus	Windows	2012/5/10	2018/7/27	high
59497	Apple iTunes < 10.6.3複数の脆弱性 (認証情報のチェック)	Nessus	Windows	2012/6/14	2018/7/12	high
59068	Mac OS X：Apple Safari < 5.1.7 複数の脆弱性	Nessus	MacOS X Local Security Checks	2012/5/10	2018/7/14	high

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