クラッシュのレポート中、ABRT が Red Hat Bugzilla に対して意図しない情報を伝える恐れがあることが分かりました。libereport ライブラリのバグにより、破棄されるクラッシュレポートに含まれるファイル内のユーザーにより行われた変更を引き起こしました。その結果、Bugzilla 添付ファイルには、ホスト名や IP アドレス、コマンドラインオプションなど、公開する意図がなかったデータが含まれる可能性があります。(CVE-2015-5302)

Red Hat Bugzilla にデータを投稿しないため、Scientific Linux での ABRT のデフォルトインストールはこの欠陥による影響は受けません。

3 つのセキュリティ問題を修正する更新済みの abrt および libreport パッケージが Red Hat Enterprise Linux 7 で利用できるようになりました。

Red Hat 製品セキュリティは、この更新がセキュリティに及ぼす影響を重要度中として評価しています。詳細な重要度の評価を提供する Common Vulnerability Scoring System （CVSS）のベーススコアが、「参照」セクションの CVE リンクの各脆弱性に対して利用可能です。

ABRT（自動バグレポートツール）は、ユーザーがアプリケーションの不具合を検出して、メンテナンス担当者がそれを修正するときに必要な情報すべてを記録するバグレポートの作成をサポートするツールです。libreport を機能的に拡張するプラグインシステムを使用して、アプリケーションの異なる問題を、Bugzilla、FTP、Trac などのさまざまなバグターゲットにレポートするための API を提供します。

ABRT デバッグ情報インストーラー（abrt アクションで abrt キャッシュに debuginfo をインストール）が、安全な方法で一時ディレクトリを使用していないことが分かりました。ローカルの攻撃者がこの欠陥を悪用し、 abrt ユーザーとしてシンボリックリンクやファイルを任意のロケーションに作成する恐れがあります。(CVE-2015-5273)

ABRT dump ディレクトリ（/var/spool/abrt）に ABRT プログラムのコアダンプを書き込む際、ABRT により提供されるカーネル呼び出し型 coredump プロセッサがシンボリックリンクを正しく処理していないことが判明しました。ABRT 問題ディレクトリへの書き込みアクセス権を持つ攻撃者がこの欠陥を悪用し、権限を昇格する恐れがあります。(CVE-2015-5287)

クラッシュのレポート中、ABRT が Red Hat Bugzilla に対して意図しない情報を伝える恐れがあることが分かりました。libereport ライブラリのバグにより、破棄されるクラッシュレポートに含まれるファイル内のユーザーにより行われた変更を引き起こしました。その結果、Red Hat Bugzilla 添付ファイルには、ホスト名や IP アドレス、コマンドラインオプションなど、公開する意図のなかったデータが含まれる可能性があります。(CVE-2015-5302)

Red Hat Bugzilla にデータを書き込まないため、Red Hat Enterprise Linux における ABRT のデフォルトインストールはこの欠陥による影響は受けません。しかしこの機能は有効化されると、変更された ABRT インスタンスに影響を与える可能性があります。

その備えとして、Red Hat はそのような ABRT の非デフォルト Red Hat Enterprise Linux ユーザーを識別し、非公開としました。

Red Hat は、CVE-2015-5273 および CVE-2015-5287 の問題を報告してくださった Philip Pettersson 氏に感謝の意を表します。Red Hat の Bastien Nocera 氏が、 CVE-2015-5302 の問題を見つけました。

Abrt ユーザーすべてに、これらの問題を修正するバックポートされたパッチが含まれる更新済みパッケージにアップグレードすることを推奨します。

Red Hat セキュリティアドバイザリ 2015:2504 から：

1 つのセキュリティ問題を修正する更新済み libreport パッケージが Red Hat Enterprise Linux 6 で利用できるようになりました。

Red Hat 製品セキュリティは、この更新がセキュリティに及ぼす影響を重要度中として評価しています。詳細な重要度評価を示す Common Vulnerability Scoring System（CVSS）ベーススコアは「参照」セクションの CVE リンクで入手できます。

Libreport は、Bugzilla、FTP、Trac などのさまざまなバグターゲットに対して、アプリケーションにおけるさまざまな問題をレポートするための API を提供します。ABRT（自動バグレポーティングツール）は libreport を使用します。

クラッシュのレポート中、ABRT が Red Hat Bugzilla に対して意図しない情報を伝える恐れがあることが分かりました。libereport ライブラリのバグにより、破棄されるクラッシュレポートに含まれるファイル内のユーザーにより行われた変更を引き起こしました。その結果、Red Hat Bugzilla 添付ファイルには、ホスト名や IP アドレス、コマンドラインオプションなど、公開する意図のなかったデータが含まれる可能性があります。(CVE-2015-5302)

Red Hat Bugzilla にデータを書き込まないため、Red Hat Enterprise Linux における ABRT のデフォルトインストールはこの欠陥による影響は受けません。しかしこの機能は有効化されると、変更された ABRT インスタンスに影響を与える可能性があります。

その備えとして、Red Hat はそのような ABRT の非デフォルト Red Hat Enterprise Linux ユーザーを識別し、非公開としました。

この問題は Red Hat の Bastien Nocera 氏が見つけました。

libreport のユーザーすべてに、この問題を修正する更新済みパッケージにアップグレードすることを推奨します。

CVE-2015-5302 abrt-2.6.1-6.fc22 のセキュリティ修正 - doc：abrt.conf man ページのデフォルトの DumpLocation を修正 - abrt-retrace-client：_size 変換に atoll を使用 - a-a-a-ccpp-local が build_ids - abrt-dump-xorg を削除しない：プレフィックスが付いた Xorg ログのバックトレースをサポート（EE - bodhi：
エラーメッセージ内の誤字を修正　libreport-2.6.3-1.fc22 - reporter-bugzilla：
パラメーター -p を追加 - dump dir ファイルのレビュー後のユーザーによる変更の保存を修正 - bugzilla：build_ids をアタッチしない - イベントルールパーサーを再書き込み - ureport：curl のエラーメッセージを強化 - curl：独自の証明局の証明書を使用する可能性を追加 - CVE-2015-5302 を解決

注意：Tenable Network Security は、前述の記述ブロックを Fedora セキュリティアドバイザリから直接抽出しています。Tenable では、できる限り新たな問題を持ち込まないように、自動的に整理して書式設定するようにしています。

CVE-2015-5302 のセキュリティ修正 abrt-2.7.0-2.fc23 - abrt-cli/gnome-abrt の破損した問題詳細を修正します abrt-2.7.0-1.fc23 - cli-ng：initial - bodhi：「reporter-bugzilla -h」および「abrt-bodhi」のラッパーを導入します - handle-event：古い回避策を削除します - 「not needed」コードを削除します - doc：/var/tmp/abrt を /var/spool/abrt に変更します - doc：abrt.conf man ページのデフォルトの DumpLocation を修正します - abrt- dump-xorg：(EE) のプレフィックスが付いた Xorg ログのバックトレースをサポートします - #1264739 libreport-2.6.3-1.fc23 を解決します
- reporter-bugzilla：パラメーター -p を追加します - ダンプディレクトリファイルを確認した後のユーザー変更の保存を修正します - bugzilla：build_ids を添付しません - イベントルールパーサーを再書き込みします - ureport：curl のエラーメッセージを改善します - curl：独自の認証局の証明書を使用できるようにします - #1270235 を解決します、CVE-2015-5302

注意：Tenable Network Security は、前述の記述ブロックを Fedora セキュリティアドバイザリから直接抽出しています。Tenable では、できる限り新たな問題を持ち込まないように、自動的に整理して書式設定するようにしています。

1 つのセキュリティ問題を修正する更新済み libreport パッケージが Red Hat Enterprise Linux 6 で利用できるようになりました。

Red Hat 製品セキュリティは、この更新がセキュリティに及ぼす影響を重要度中として評価しています。詳細な重要度評価を示す Common Vulnerability Scoring System（CVSS）ベーススコアは「参照」セクションの CVE リンクで入手できます。

Libreport は、Bugzilla、FTP、Trac などのさまざまなバグターゲットに対して、アプリケーションにおけるさまざまな問題をレポートするための API を提供します。ABRT（自動バグレポーティングツール）は libreport を使用します。

クラッシュのレポート中、ABRT が Red Hat Bugzilla に対して意図しない情報を伝える恐れがあることが分かりました。libereport ライブラリのバグにより、破棄されるクラッシュレポートに含まれるファイル内のユーザーにより行われた変更を引き起こしました。その結果、Red Hat Bugzilla 添付ファイルには、ホスト名や IP アドレス、コマンドラインオプションなど、公開する意図のなかったデータが含まれる可能性があります。(CVE-2015-5302)

Red Hat Bugzilla にデータを書き込まないため、Red Hat Enterprise Linux における ABRT のデフォルトインストールはこの欠陥による影響は受けません。しかしこの機能は有効化されると、変更された ABRT インスタンスに影響を与える可能性があります。

その備えとして、Red Hat はそのような ABRT の非デフォルト Red Hat Enterprise Linux ユーザーを識別し、非公開としました。

この問題は Red Hat の Bastien Nocera 氏が見つけました。

libreport のユーザーすべてに、この問題を修正する更新済みパッケージにアップグレードすることを推奨します。

CVE-2015-5302 abrt-2.3.0-12.fc21 用のセキュリティ修正 - doc：abrt.conf の man ページでデフォルトの DumpLocation を修正します - bodhi：エラーメッセージでの誤字を修正します
- abrt- dump-xorg：(EE libreport-2.3.0-10.fc21 のプレフィックスが付いた Xorg ログのバックトレースをサポートします

- ダンプディレクトリファイルをレビューした後のユーザー変更の保存を修正します - CVE-2015-5302 を解決します

注意：Tenable Network Security は、前述の記述ブロックを Fedora セキュリティアドバイザリから直接抽出しています。Tenable では、できる限り新たな問題を持ち込まないように、自動的に整理して書式設定するようにしています。

リモートの Oracle Linux 7 ホストに、ELSA-2015-2505 アドバイザリに記載されている複数の脆弱性の影響を受けるパッケージがインストールされています。

  - libreport 2.6.3 以前の 2.0.7 では、クラッシュレポートを編集する際に最初のファイルに対する変更のみが保存されるため、未指定のベクタに関連する (1) backtrace、(2) cmdline、(3) environ、(4) open_fds、(5) maps、(6) smaps、(7) hostname、(8) remote、(9) ks.cfg、または (10) Red Hat Bugzilla バグレポートに含まれる anaconda-tb ファイル添付に関する機密情報をリモート攻撃者が取得できる可能性があります。(CVE-2015-5302)

  - Automatic Bug Reporting Tool (ABRT) の abrt-action-install-debuginfo-to-abrt-cache helpプログラムの、2.7.1 以前では、/var/tmp 内の予測可能な名前を持つ事前に作成されたディレクトリの unpacked.cpio に対するシンボリックリンク攻撃を使用して、ローカルユーザーが任意のファイルに書き込むことができる可能性があります。(CVE-2015-5273)

  - Automatic Bug Reporting Tool (ABRT) 2.7.1 以前の abrt-hook-ccpp help プログラムでは、特定の権限を持つローカルユーザーが予測可能な名前のファイルに対するシンボリックリンク攻撃を使用して権限を取得できる可能性があります。これは、/var/tmp/abrt/abrt-hax-coredump や /var/spool/abrt/abrt-hax-coredump で実証されています。(CVE-2015-5287)

Nessus はこれらの問題をテストしておらず、代わりにアプリケーションが自己報告するバージョン番号にのみ依存していることに注意してください。

ABRT デバッグ情報インストーラー（abrt アクションで abrt キャッシュに debuginfo をインストール）が、安全な方法で一時ディレクトリを使用していないことが見つかりました。ローカルの攻撃者がこの欠陥を悪用し、 abrt ユーザーとしてシンボリックリンクやファイルを任意のロケーションに作成する恐れがあります。
(CVE-2015-5273)

ABRT dump ディレクトリ（/var/spool/abrt）に ABRT プログラムのコアダンプを書き込む際、ABRT により提供されるカーネル呼び出し型 coredump プロセッサがシンボリックリンクを正しく処理していないことが判明しました。ABRT 問題ディレクトリへの書き込みアクセス権を持つ攻撃者がこの欠陥を悪用し、権限を昇格する恐れがあります。(CVE-2015-5287)

クラッシュのレポート中、ABRT が Red Hat Bugzilla に対して意図しない情報を伝える恐れがあることが分かりました。libereport ライブラリのバグにより、破棄されるクラッシュレポートに含まれるファイル内のユーザーにより行われた変更を引き起こしました。その結果、Red Hat Bugzilla 添付ファイルには、ホスト名や IP アドレス、コマンドラインオプションなど、公開する意図のなかったデータが含まれる可能性があります。(CVE-2015-5302)

Red Hat Bugzilla にデータを投稿しないため、Scientific Linux での ABRT のデフォルトインストールはこの欠陥による影響は受けません。しかしこの機能は有効化されると、変更された ABRT インスタンスに影響を与える可能性があります。
この更新で、Scientific Linux は rhel-autoreport ツールを公開しなくなります。

ID	名前	製品	ファミリー	公開日	更新日	深刻度
87062	Scientific Linux セキュリティ更新：SL6.x i386/x86_64 の libreport	Nessus	Scientific Linux Local Security Checks	2015/11/25	2021/1/14	medium
87160	CentOS 7：abrt / libreport（CESA-2015:2505）	Nessus	CentOS Local Security Checks	2015/12/2	2021/1/4	medium
87042	Oracle Linux 6：libreport（ELSA-2015-2504）	Nessus	Oracle Linux Local Security Checks	2015/11/24	2021/1/14	medium
89382	Fedora 22：abrt-2.6.1-6.fc22/libreport-2.6.3-1.fc22（2015-b81f7e1e86）	Nessus	Fedora Local Security Checks	2016/3/4	2021/1/11	medium
89410	Fedora 23：abrt-2.7.0-2.fc23/libreport-2.6.3-1.fc23（2015-cc585b503f）	Nessus	Fedora Local Security Checks	2016/3/4	2021/1/11	medium
87045	RHEL 6：libreport（RHSA-2015:2504）	Nessus	Red Hat Local Security Checks	2015/11/24	2019/10/24	medium
87046	RHEL 7：abrt および libreport（RHSA-2015:2505）	Nessus	Red Hat Local Security Checks	2015/11/24	2019/10/24	medium
89257	Fedora 21：abrt-2.3.0-12.fc21/libreport-2.3.0-10.fc21（2015-6542ab6d3a）	Nessus	Fedora Local Security Checks	2016/3/4	2021/1/11	medium
87096	Oracle Linux 7: abrt / および / libreport (ELSA-2015-2505)	Nessus	Oracle Linux Local Security Checks	2015/11/30	2024/1/16	medium
87173	CentOS 6：libreport（CESA-2015:2504）	Nessus	CentOS Local Security Checks	2015/12/3	2021/1/4	medium
87580	Scientific Linux セキュリティ更新：SL7.x x86_64 での　abrt および libreport	Nessus	Scientific Linux Local Security Checks	2015/12/22	2021/1/14	medium

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