Denis Andzakovic氏は、高度なTFTPサーバーであるatftpに、不正な形式のパケットを送信することによりサービス拒否を引き起こす可能性がある2つの脆弱性を発見しました。

Debian 8「Jessie」では、これらの問題はバージョン0.7.git20120829-1+deb8u1で修正されました。

お使いのatftpパッケージをアップグレードすることを推奨します。

注: Tenable Network Securityは、前述の記述ブロックをDLAセキュリティアドバイザリから直接抽出しています。Tenableでは、新たな問題を持ち込まずに、できる限り自動的に整理して書式設定するようにしています。

このatftp用更新プログラムでは、以下の問題が修正されています：

修正されたセキュリティ問題：

CVE-2019-11366：thread_list_mutexがロックされているためにNULLポインターデリファレンスによって引き起こされるサービス拒否を修正しました（bsc#1133145）。

CVE-2019-11365：strncpy()の安全ではない使用によってリモートでコードが実行される可能性があるバッファオーバーフローを修正しました（bsc#1133114）。

注意：Tenable Network Securityは、前述の記述ブロックをSUSEセキュリティアドバイザリから直接抽出しています。Tenableでは、そこに新しい問題を追加することはせずに、できる限り自動的に整理と書式設定をするようにしています。

リモートのUbuntu 16.04 LTSホストには、USN-4643-1のアドバイザリに記載された複数の脆弱性の影響を受けるパッケージがインストールされています。

  - atftp 0.7.1のatftpdで問題が発見されました。リモート攻撃者が、安全でない方法で実装されたstrncpy呼び出しによるスタックベースのオーバーフローを引き起こす細工したパケットを送信する可能性があります。この脆弱性は、3バイト以下のエラーパケットを送信することによってトリガーされます。コードベース（特に、tftpd_file.c、tftpd_mtftp.c、およびtftp_mtftp.c）内に、この脆弱なstrncpyパターンのインスタンスが複数存在します。（CVE-2019-11365）

  - atftp 0.7.1のatftpdで問題が発見されました。現在のスレッドデータ構造を割り当てる前に、thread_list_mutex mutexがロックされません。その結果、デーモンが、NULLポインターデリファレンスによるサービス拒否攻撃に対して脆弱になります。thread_dataが現在のスレッドに割り当てられた時点ではNULLだが、特定のtftpd_list.cチェックの前に別のスレッドによって変更された場合、current->nextを逆参照するとクラッシュが発生します。
    （CVE-2019-11366）

Nessusはこの問題をテストしておらず、代わりにアプリケーションの自己報告されたバージョン番号にのみ依存しています。

リモートのUbuntu 18.04 LTSホストには、USN-4540-1のアドバイザリに記載された複数の脆弱性の影響を受けるパッケージがインストールされています。

  - atftp 0.7.1のatftpdで問題が発見されました。リモート攻撃者が、安全でない方法で実装されたstrncpy呼び出しによるスタックベースのオーバーフローを引き起こす細工したパケットを送信する可能性があります。この脆弱性は、3バイト以下のエラーパケットを送信することによってトリガーされます。コードベース（特に、tftpd_file.c、tftpd_mtftp.c、およびtftp_mtftp.c）内に、この脆弱なstrncpyパターンのインスタンスが複数存在します。（CVE-2019-11365）

  - atftp 0.7.1のatftpdで問題が発見されました。現在のスレッドデータ構造を割り当てる前に、thread_list_mutex mutexがロックされません。その結果、デーモンが、NULLポインターデリファレンスによるサービス拒否攻撃に対して脆弱になります。thread_dataが現在のスレッドに割り当てられた時点ではNULLだが、特定のtftpd_list.cチェックの前に別のスレッドによって変更された場合、current->nextを逆参照するとクラッシュが発生します。
    (CVE-2019-11366)

Nessusはこの問題をテストしておらず、代わりにアプリケーションの自己報告されたバージョン番号にのみ依存しています。

Denis Andzakovic氏は、高度なTFTPサーバーであるatftpに、不正な形式のパケットを送信することによりサービス拒否を引き起こす可能性がある2つの脆弱性を発見しました。

ID	名前	製品	ファミリー	公開日	更新日	深刻度
124778	DebianDLA-1783-1: atftpのセキュリティ更新プログラム	Nessus	Debian Local Security Checks	2019/5/13	2024/5/24	critical
124406	SUSE SLES11セキュリティ更新プログラム：atftp（SUSE-SU-2019:14033-1）	Nessus	SuSE Local Security Checks	2019/4/30	2024/5/30	critical
143242	Ubuntu 16.04 LTS：atftpの脆弱性（USN-4643-1）	Nessus	Ubuntu Local Security Checks	2020/11/24	2023/10/20	critical
140787	Ubuntu 18.04 LTS：atftpdの脆弱性（USN-4540-1）	Nessus	Ubuntu Local Security Checks	2020/9/25	2023/10/21	critical
124405	SUSE SLED12 / SLES12セキュリティ更新プログラム：atftp（SUSE-SU-2019:1091-1）	Nessus	SuSE Local Security Checks	2019/4/30	2024/5/30	critical
124683	DebianDSA-4438-1: atftp - セキュリティ更新プログラム	Nessus	Debian Local Security Checks	2019/5/8	2024/5/28	critical

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