ブラウザエンジン libwebkit がバージョン 1.2.4 に更新され、複数のセキュリティバグが修正されました。（CVE-2010-1781、CVE-2010-1782、CVE-2010-1784、CVE-2010-1785、CVE-2010-1786、CVE-2010-1787、CVE-2010-1788、CVE-2010-1790、CVE-2010-1792、CVE-2010-1793、CVE-2010-2648）

Gustavo Noronha Silva による報告：

Red Hat セキュリティチームの Vincent Danen 氏およびその他のメンバーの支援により、次の CVE が修正されました。

複数のクロスサイトスクリプティング、サービス拒否、任意のコードの実行などのセキュリティ欠陥が webkit で発見されました。

詳細については、CVE web リンクを参照してください。

更新パッケージは、最新（1.2.7）のバージョンにアップグレードされ、これらの問題をが訂正されています。

リモートホストにインストールされているGoogle Chromeのバージョンは、5.0.375.99より前です。そのため、報告によると以下の複数の脆弱性の影響を受けます：

  - 詳細不明なエラーにより、WebGL による領域外読み取りが可能です。（問題#42396）

  - サンドボックス化された iframe を隔離するプロセスに、詳細不明なエラーが存在します。（問題 #42575、#42980）

  - 無効な SVG 画像の処理に、詳細不明なメモリ破損のエラーが存在します。（問題#43488）

  - 双方向アルゴリズムの実装に、詳細不明なメモリ破損のエラーが存在します。
     （問題#44424）

  - 特定の無効な画像の処理の詳細不明なエラーが、アプリケーションクラッシュにつながる可能性があります。
     （問題#45164）

  - PNG 画像の処理に、アプリケーションクラッシュにつながる可能性がある詳細不明なメモリ破損のエラーが存在します。（問題#45983）

  - CSS の処理に、詳細不明なメモリ破損のエラーが存在します。（問題#46360）

  - 印刷ダイアログの処理に詳細不明なエラーが存在します。（問題#46575）

  - モーダルダイアログの処理に、アプリケーションクラッシュにつながる可能性がある詳細不明なエラーが存在します。
     （問題#47056）

WebKit ブラウザおよび JavaScript エンジンに多数のセキュリティ問題があることが発見されています。ユーザーがだまされて悪意のある Webサイトを閲覧した場合、リモートの攻撃者は Web ブラウザのセキュリティに関連する多様な問題を利用して、クロスサイトスクリプティング攻撃、サービス拒否攻撃、および任意のコードの実行などを行う恐れがあります。

各リリースに対して修正された CVE 番号のリストを取得するには、このアドバイザリの上部にリストされているバグを参照してください。

ID	名前	製品	ファミリー	公開日	更新日	深刻度
75628	openSUSE セキュリティ更新：libwebkit （openSUSE-SU-2010:0666-1）	Nessus	SuSE Local Security Checks	2014/6/13	2021/1/14	high
49189	FreeBSD：webkit-gtk2 -- 複数の脆弱性（9bcfd7b6-bcda-11df-9a6a-0015f2db7bde）	Nessus	FreeBSD Local Security Checks	2010/9/12	2021/1/6	critical
52523	Mandriva Linux セキュリティアドバイザリ：webkit（MDVSA-2011: 039）	Nessus	Mandriva Local Security Checks	2011/3/3	2021/1/6	critical
47595	5.0.375.99 より前の Google Chrome の複数の脆弱性	Nessus	Windows	2010/7/5	2022/4/11	high
50046	Ubuntu 9.10 / 10.04 LTS / 10.10：webkit 脆弱性（USN-1006-1）	Nessus	Ubuntu Local Security Checks	2010/10/20	2019/9/19	critical

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